バイオの現実 R5.4.19ライン新着配信
「ユーグレナ」ってご存知ですか?理科で習った、藻の一種であるミドリムシの学名です。なんかのCMで出たような……。これを使って研究してるのが、株式会社ユーグレナ。それを活用し、食品や化粧品の販売、バイオ燃料の研究等を行っているバイオテクノロジー企業です。刻々と進む地球温暖化。今を生きる私たちが、先の世代にどんな地球環境を残せるのでしょうか。既に出遅れてますが、今からでも温暖化に立ち向かわねば、地球そのものの未来を奪いかねません。ユーグレナでは、2020年までにバイオ燃料を陸・海・空における移動体(列車・船舶・飛行機等)に導入、2025年めどにバイオ燃料の商業生産体制を構築する計画を進めているそうです。未来を守るために、バイオ燃料を製造・使用するサポーターを日本中に広げるのが目標だと言ってます。
また、将来、日本人の平均寿命は100歳に達するとか。そうしたなか、元気で毎日を送る“健康寿命”を伸ばす必要が叫ばれます。最新のバイオテクノロジーを駆使し、身体の状態や将来の健康リスクを見える化する、そして、個人に適した生活習慣を提案する。多くの国民の未来の健康をサポートする活動もしているようですね。
実際、名古屋市内のガソリンスタンドにて、ユーグレナが製造する次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の販売を4.6.10から開始すると発表。環境に優しいとされる「バイオディーゼル燃料」を、ついに一般のガソリンスタンドでマイカーに給油できるようになりました。燃焼段階ではCO2を排出するものの、燃料油の20%が植物由来になるため、実質的にCO2排出量20%削減とされています。(植物は光合成によってCO2を吸収するから)
R4.7.12配信「第4次産業革命」の1分野であるバイオテクノロジー。どんな風に発展していくのでしょうか? 超スマート社会 https://saschool-blog.com/?p=3075
練習生原稿106「ボールトランスファーの技術」 Sugi Academy R5.1.20
「ダブルクラッチ」という語を耳にしたことがあろう。DEFにブロックされそうな時、ボールの位置を変化させ、かわすための技術のことだ。ダブルクラッチとは「2度つかむ」という意味で、シュートモーションに入った手を下げてフェイントし(あるいは逆の手に持ち替え)シュートをする。通常はドリブルシュートのリリースで行う。表題の「ボールトランスファー」とは、「ボールを移動させる」という意味で私が使っている用語。空中での動作であるダブルクラッチも含め、地上でのステップシュート系における持ち替えシュートもこれに入る。範囲は結構広いので、今日はダブルクラッチ系の空中シュート技術に絞って話そう。
3つの視点で考えてみたい。①小・中生でもやれるクラッチ系シュート、②NBAなどに見られるダブルクラッチ、③少し難しめクラッチ系シュートの紹介とドリル法 だ。まずは、①から始めよう。小学生などにはおよそ無縁の技であり、殆どが考えたこともないだろう。でも、ミニの時代から意識させるのがS.A.の理念である。
①最大の要素は片手でシュートできること。無論、オーバーレイアップだ。(アンダーは多くの生徒ができる)空中でボール位置を自在に変化させ、シュート技術を高める訓練を積む。(ステップに入る時のボールキャッチは両手が原則) 変幻自在のシュート https://saschool-blog.com/?p=2721 リトルの練習から、ボールを片手で操作するドリルをたくさんやっている。シュート具体例を2つ紹介しよう。
左写真は、生徒Nによる通常のオーバーレイアップだ。綺麗なフェイクだったので、ノーマークで容易にシュートできた。だが、もしDEFが195cmほどのビッグサイズならどうだろう? 遅れながらも、ブロックに跳んで邪魔する可能性は高くなる。そんな時シューターは、腕を伸ばしきる直前に、ボール位置を30cmほど右方向にずらすんだ。Nのサイズは179cm、その差は16cmあるがビッグDEFもやすやすブロックはできない。これが、トランスファー技術の一つである。
2つ目の例。ゴールに向けやや斜め左方向から、ドリブルシュートに向かってるとしよう。 自分のマークの右を抜き去ったので、現在ドリブルは右手だ。このままなら右手レイアップとなる。だが、そこへ右方向からでかいヘルプDEFが迫ってきた。右のレイアップだとブロックされる可能性が高い、そんな場面で使う技だ。まずはボールを両手でしっかりホールドしながら、右・左という順で右ステップする。ボールを額あたりまで持ち上げた瞬間、力を抜いて左下に移動。そこから急遽、左手のアンダーレイアップに切り替える。 脱力タイミングなど多少技術が必要だが、ミニでも中上級者なら可能であろう。
②ダブルクラッチといえば、何といってもNBA。ジョーダンは、ダブルクラッチKINGだったねえ。ボールの移動幅が半端じゃない。でも、NBAのモンスター達ゆえできる技であり、このレベルは別次元だ。*ブログには、ジョーダン・八村のWクラッチシュートをアップした。参考までに。
何十年たっても、ジョーダンはスーパーマンだ。これだけ宙を泳げたら、さぞかし気持ちいいだろうな。八村のクラッチもなかなかのもの。ブン爺の若い頃は、「日本人のクラッチ」そのものが珍しかった。それが、ダンクは言うに及ばず、NBAでこんなプレイが見られるとは……凄い時代。
③もう少し難易度を下げ、中バスや女子の体力でもやれる練習法を紹介しよう。ここで解説するシュートの多くは、生徒Nがすでに身につけている。基本、ハンドリングの未熟な選手はできない。だから、ミニ選手はまだ不要、空中ハンドリングドリルを兼ね、オーバーレイを多くドリルすべし。派手さにとらわれるなよ。どれも、原則は「片手シュート狙い」「肘が伸びきらない内に、少し戻して両手ホールド」「再び片手でシュート」というパターン。1~3と5と8は右サイド、4と6と7は左サイドからドリブルする。
Pattern1 右手アンダーレイ→額あたりまで戻し両手ホールド→右手アンダーレイ
Pattern2 右手アンダーレイ→額あたりまで戻し両手ホールド→左手アンダーレイ
Pattern3 右手アンダーレイ→額あたりまで戻し両手ホールド→右手オーバーレイ
Pattern4 ドリブル方向が変わり、1~3と手が反対になる逆バージョン3つ。
Pattern5 右手アンダーレイ→顔の前まで戻し、一瞬両手でホールド→左手アンダーレイ
Pattern6 左手アンダーレイ→顔の前まで戻し、一瞬両手でホールド→右手アンダーレイ
Pattern7 右手アンダーレイ→顔の前まで戻し、一瞬両手でホールド→右手アンダーレイ
Pattern8 左手アンダーレイ→顔の前まで戻し、一瞬両手でホールド→左手アンダーレイ
Pattern5~8は、全てクロスorバックシュート系の技術である。クロスシュートにするかバックシュートにするかは、DEF位置やサイズによる。特に7.8は、レイバックシュートになり難しい。4つとも、難易度は1~4より高いが、正面からのドライブでも効果的に使用可能だ。当然、クロスシュートやバックシュートの下手な選手には無理なので、承知しておくこと。 クロスシュート https://saschool-blog.com/?p=3319
R5.4現在、クロスシュートの解説はアップ済みだが、バックシュートについては未載である。やがては掲載するので、乞うご期待。 8.19掲載済み https://saschool-blog.com/?p=5371
今日解説したトランスファーシュートを身につけるポイントは、まずハンドリング。そして、ボールを持ち替える際、少し膝を曲げ滞空時間を作ること、瞬間空中静止するイメージだ。床上だけじゃなく、空中ハンドリングやボディワークも必要なんだよ。
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