納豆の食べ方BEST、世界の健康を食す R4.4.8 LINE新着配信
4/5のオンエア内容を、まとめてみました。納豆の医学的効果は広く知られますが、どんな食べ方がいいかまでは、知らない人が多いでしょう。私も、幾つか知らないことがありました。 納豆効果を詳しく知りたい方は、R2.12.26配信 https://saschool-blog.com/?p=584 潜む危険性にも触れました。「栄養価を高めるちょい足し食材」「混ぜ方による栄養価・旨みの違い」「タレを入れるタイミング」「その他」に分け説明します。
①ちょい足し食材 栄養学的にお薦め5品、ただし4・5位が明確ではありません。
1位ネギ 2位しらす 3位山芋 4位ごま 5位卵黄(白身は納豆の栄養を阻害するとか)
例えば、ネギ。納豆に不足するビタミンCを補えます。しらすは、ビタミンKが豊富。骨を作り身長を伸ばすカルシウム(納豆に多く含まれる)の吸収を助ける働きがあります。バスケ選手としては聞き逃せません。ごまの優秀さはよく耳にします。炒りごまなら1袋100円くらいで、使いやすそうですね。
②混ぜ方 何回混ぜるのがいいかという実験をしていました。
結論は25回以上。これ以下だと旨み成分のグルタミン酸がバラバラになりにくい。バラければ、納豆一粒ずつにくっつき、味を感じやすいんだそうです。また、納豆にはナットウキナーゼという酵素があります。ネバネバのもととなる納豆菌に含まれてるんです。 ナットウキナーゼには、血管につくられる血栓を溶かしやすくする働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症を予防する強い味方です。ところが、ナットウキナーゼは、胃酸に弱い。溶かされちゃうんです。でも、よく混ぜてネバネバが出ると、納豆粒がコーティングされ、胃酸から守ってくれるらしいです。50回、100回と混ぜれば、旨みも少しずつアップしますから、気の長い方はやってみてください。(旨みが増す上限は400回ですって。2時間10分かかりましたよ)
③タレをいつ入れるか? タレには味をアップするイノシン酸が入ってるのでそのまま利用を
先入れと後入れ2つを、和食のプロに食べ比べてもらいました。彼曰く、「全然、旨さが違いますね」機械による計測でも、明らかに後入れが旨いという結果。先に入れると、粒表面の納豆菌が流され、粘りにくくなる。糸が細くなると、タレの乗りが悪く旨みが減るということ。な~るほどです。ナットウキナーゼのコーティングにも関係するでしょう。
④その他 参考になりそうなことを幾つか。
納豆は食べる直前に冷蔵庫から出すのではなく、30分くらい前がいいです。温かい方が納豆菌が活発になるからですね。同様に、賞味期限ぎりぎりの方がいい。それだけ長く納豆菌が働いてるわけですから。言われてみれば、確かに。なお、ナットウキナーゼは熱に弱い。だから炒めたり(納豆炒飯とか)熱々ご飯と混ぜるのは×。炊きたてご飯の中心部は70℃位あるといいます。それでは酵素が壊れます。上にのせるくらいはいいでしょう。もう一つ、「納豆かき混ぜ棒」なる便利グッズがあります。二股のホークみたいなやつで、百均で購入できるのだと。かき混ぜ効果4倍くらい期待できるようです。つまり、25回で100回分。最後に私のお薦め食べ方を。ご飯に寿司酢をかけます。そして、天かすをパラパラと……抜群に味アップします。むろん酢の栄養価もgood でしょう。
コメント
納豆のタレを入れる順番で味が違う!?半信半疑でしたが 実際に試してみたら 本当に断然美味しくて すっかりタレは後入れ派になりました。