去年の3月頃ライン配信された内容に編集を加え、コロナを含むウイルス全般を見直したものだわね。ブレイクスルー感染(ワクチン接種後の感染)も話題になってるけど、茶葉に含まれるカテキンのウイルス除去効果など期待感もあるわ。非常事態宣言下、改めてウイルスについて考えてみましょうね。
コロナウイルスと闘う情報 R3.9.7 LINE新着配信
人類の歴史において、ウイルスがもたらした厄災は相当数あるでしょう。その中から幾つかの例を拾い出し、現在のコロナ問題にかぶせてみようと思います。
中世ヨーロッパを震撼させた黒死病
14世紀にイタリアで発生した「黒死病」(古代ギリシャでもあったらしい)。3年も経たないうちに3500km離れた北極圏にまで広がり、ヨーロッパ全人口の約半分が死亡したと伝えられます。英国の古い文献によれば、その症状は、嘔吐(はく)・鼻からの出血・皮膚の突然の内出血・昏睡など。解剖の結果では、胃・脾臓・肝臓・腎臓などにさまざまな病変が見いだされています。また、1656年から57年、ローマとナポリでの解剖例では、全身が黒ずんだ内出血に覆われ、腹腔などの内臓が黒くなっていたといい、これが名前の由来です。通説では、黒死病の原因はネズミが媒介するペスト菌。だから、黒死病=ペストといわれるのですが、英国リバプール大学動物学名誉教授や社会歴史学の専門家は、ペスト症状とは全く異なり、数年前アフリカで大発生したエボラ出血熱のようなウイルス性出血熱にきわめて近いと意見しています。
SARS(サーズ) 重症急性呼吸器症候群
2002年11月16日に、中国南部広東省で肺炎の患者が報告され、2003年7月5日、台湾の症例を最後に、WHOによって終息宣言が出されました。原因は、核酸そのものに感染性が有るSARSコロナウイルス。症例は中国を中心に8,096人で、うち774人が死亡。流行の中心は院内感染。
MERS(マーズ) 中東呼吸器症候群
2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症。中東地域(西アジアとアフリカ北東部)中心に発生しました。ヒトコブラクダがMERSコロナウイルスの保有動物であるとされます。2,070例の発症があり、うち少なくとも712名が亡くなったといいます。
エボラ出血熱
主にコンゴ民主共和国などアフリカ中央部で発生し、これまでに20回を超える流行が報告されています。2013年末から2014年夏には、初めて西アフリカ (ギニア、リベリア、シエラレオネ)でも爆発的な流行が発生。全身倦怠感、発熱(38度以上の高熱)、頭痛、筋肉痛、のどの痛みなどの症状で始まり、嘔吐や下痢などの消化器症状、次いで内臓機能の低下。コウモリなどの野生動物が保有するエボラウイルスが原因。
SARSも、ハクビシンや狸、ネズミがウイルスを媒介してるという説があり、こう見ると、野生動物の持つウイルスが発症の主原因といえそうです。でも彼らは病気にならない。人に移った途端病状が現れるんです。自然界にウイルスが何種類いるのでしょうか?おそらく数え切れません。その全てが人に病をもたらすんじゃないですが、今後、次々と病気を発生させるウイルスが出てくる可能性高いですよね。「開発」という名の下に、動物のテリトリーに深入りしすぎたのかもしれません。自然を踏み荒らしたしっぺ返しとでもいえそうです。今後は、ウイルス研究のあり方そのものが、再考されるべきかも……です。
生活習慣病は、ほぼ個人の責任。でも、ウイルス感染症は別です。気をつけてても、運悪く感染することがあります。だから、私達に出来ることは、「感染しないための注意」と「感染させないための注意」の2つです。ラインで配信した「カテキンのウイルス死滅効果」情報。お茶を多めに飲むのも良さそうです(特に煎茶や紅茶)。また、毎日の検温、表情や呼吸の観察、そのような努力が必要なときですね。変異型は総じて強くしぶとい。収束にはまだ時間を必要とするのでしょう。そして、インフルエンザ同様、終息することはないのかもしれません。
疫学では、感染者が6割を超えると「集団免疫」を持つようになり、拡大スピードが急速に鈍るといわれるよ。だが、日本の人口が約1億2700万人、6割って7400万人を超える。世界では、約77億の6割、46億人超えだ。ただ感染を待つだけでは現実離れした数字だけど、ワクチン接種が好果をもたらす(副作用などが減り、免疫獲得という好結果が出る)ならば、可能性は十分あるよね。ワクチン接種は「打たねば怖いし、打つのも不安」。特に、基礎疾患やアレルギーなど持つ人はそう感じるでしょう。「早くワクチンの安全性が確保され、集団免疫の進む社会になってほしい」Bun爺は、カテキンだけじゃなく、そんなことも期待してるらしいですね。
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