バスケ・デイリー配信  「変幻自在のシュート📷📷」「大氷河の中に」

幻想的なアイスケーブ   R2.5.1ライン配信済み

アイスランドの「氷の洞窟どうくつ」「アイスケーブ」って聞いたことあるでしょうか?自然にできた氷河の洞窟から、天然の氷河の中に造られた洞窟トンネルなど様々。今回紹介したのは、新発見の「夏でも訪れることができる自然のアイスケーブ」。昔から蓄積ちくせきされた火山灰が氷河に入り混じり、ユニークな模様を見せることから「ブラックアイスケーブ」とも呼ばれるそうです。夏の時期は表面の雪が解けているので外観は真っ黒ですが、中に入ると水色が入り交じった不思議な氷の景色が待っています。 *フロントページのアイキャッチ画像を見てください。

狭い国土に、寒帯温帯が混在するまれな国。北極圏ほっきょくけんに接するため寒帯に属してます。でも、北大西洋海流という暖流の影響で、島南端部は西岸海洋性せいがんかいようせい気候。中学生の時、世界地図の気候区分を見ていて不思議に思ったのです。島の南北で気候帯が違う。その頃から多少興味はありました。世界の不思議がまた一つ……

練習生原稿87「オーバーレイアップの役割」  Sugi Academy R4.5.13

ほとんどの方は、ドリブルシュートのレイアップシュートを知っていよう。実は、レイアップにも「アンダーレイアップ」「オーバーレイアップ」の2種類がある。細かな違い、利点・欠点については、原稿59、R3.1.2ブログ「ミニ低学年は必見、中学もたまに…」を読むこと。https://saschool-blog.com/?p=632

ブンコーチ
ブンコーチ

私が学生の頃、片手打ち(オーバーレイ)は安定しないので、打つべきではないという指導が多かったように思う。今でも、多くの指導者は止めるのではないだろうか。「入らないからやめろ」と。そんなこと言ってるから、スキルアップしないんだ。S.A.は常にNBAを見てるので、止めるどころかこれを奨励しょうれいしている。一体どんなことに優れているのか?4つの視点から考えてみよう。写真を見て、まず、形の違いを知ろう。

写真1 アンダーレイアップ 

私の撮影技術がヘボなので少しぶれてるが、この後、リングに向けグンと伸びていく。彼は中2年、ここから数種のトランスファーシュートを操れる。  
写真2 オーバーレイアップ 

大変バランスがいい。左手まで意識できてる。DEFのブロックをかわすのが、オーバーレイの大きな狙いだ。目的をよく理解している。
写真3 オーバーレイアップ②

右肩の外側までボールを移動させて、シュートしてる。簡単なシュートじゃない。2人とも小5年になったばかり、積み上げの成果だ。

前述のブログに書いたとおり、アンダーレイアップは、リングに向けて身体が接近しボールがゴール付近に来る。上手になると、結構遠目とおめからジャンプして滞空たいくう時間の長い美しいシュートが打てるし、シュート成功率も高い。だが、到達点がゴール付近というのは、DEFも承知してる。でかいDEFは、シューターが近づくのを待ち、タイミングを合わせてブロックに跳ぶ。それがやりやすいんだ。一方、オーバーレイアップは、ややブレーキをかけるかのように空中で一瞬静止し、その場に漂いながらシュートする。つまりブロックとの距離を取りやすい。だからといって、全てのアンダーレイアップがブロックされるわけはなく、逆に全てのオーバーレイアップがブロックを外せるわけでもない。そうした傾向が強いという意味である。

やがて覚えるべきジャンプシュート。その基本的な形が、このオーバーレイアップであり、これをドリルすることにより、ジャンプシュートの基礎作りになる(特にボールのリリース)。これは+αの付加ふか価値であり、見過ごせない利益だ。

ボールを構える位置を変化させれば、ブロックからさらに遠くへボールを置けるため、身長差が10~15cmくらいなら、何ら問題なくシュートが可能となる。単純に横へずらすだけでも効果十分。もっと言うと、S.A.で教えるコンボ系の変則シュートには、オーバーレイの応用が実に多い。つまり、上級レベルになってきた時、さらなる飛躍を遂げるための必要条件になるのだ。チビの私にとって、でかのブロックは大問題。どうやってはずしてやろうと、あらゆる可能性にチャレンジしてきた。映像を見ての単なる真似まねじゃない。リアルに存在する課題をどう解決するか?考え抜いたんだ。NBAのプレイが参考になったこともあれば、結果としてNBAスキルと似たものが生まれたことも。スクールではでかくても、世の中、上にはいくらでも上があろう。2mをやっつける意欲を持ちな。スキルを磨ききれば、20cm以上の差でも埋められるものさ。私、目の前の190cm超えDEFから得点したことがある。30cm差以上だぞ。まあ、半分はまぐれだがねチビでかから点を取る、これを醍醐味だいごみ(本当の面白さ)という。

少し先の話だが、オーバーレイをこなせるようなれば、やがては「フローターシュート」にまでたどり着ける確率が上がる。絶大な効力を持つが、超困難なシュート。そのファンダでもあるんだ。

以上の説明で、オーバーレイアップの優秀さを理解できたかと思うが、こんな風に書くと、多くの誤解が起きやすいのも確か。何をおいても「まず、オーバー」ではない。アンダーレイアップシュートよりオーバーレイアップシュートが難しいのは事実。だからまずはアンダーレイ(写真1)を身につけるんだ。せめて、10本中8本以上入るくらいまでは、オーバーレイを練習してはならない。もっと正確に言うと、アンダーレイアップの前に、クローズアップシュートをたくさん練習する。 クローズアップシュートとは?オーバーレイのボール位置を頭すれすれまで下げ、逆の手も添えて打つ基本シュート。 それがオーバーレイアップの基礎作りにもなる。小3年くらいまでは、クローズアップシュートでいい。順番としては、その後、アンダーレイアップの練習だ。将来を見通したファンダメンタルドリルをしたい。個人差があるので、誰も彼も一緒とはいわないが、こうした基礎作りを急ぎすぎるのは、絶対避けねばならない。また、普通のオーバーレイアップ(ボールの位置が頭上、写真2)で、ドリブルシュート10本中8本以上入るまでは、ボールの位置を大きく動かしてはならない。最終的には、写真3くらいボール位置を自由にしてシュートするのだが、これはかなり難しい。何といってもシュート率が下がる。右手でも左手でも、ボール位置を頭上において、十分練習を繰り返すことだ。安定が得られたら、条件を厳しくする。

まともなシュートが打てないのに、オーバーレイもどきをやってる小中生を見かけることがある。ただ、しゃらくさいとしか私の目には映らない。だが、子供とはそんなものだろう。実際どうしていいのか困ってるのかも。読者や指導者がしっかり指摘せねばならない……。

スクール生の試合に出たオーバーレイアップシュートの場面を、ブンコーチが連写画像で解説してくれた。相手は○×地区の上位らしい。非常にきれいに決まったね。ポストでのフェイクも説明してくれたぞ。動きのリアリティ https://saschool-blog.com/?p=630

ポストでDEFとバトル、シールしたので、PGが青Nへフィード
ショルダーフェイクから逆方向へのピボット いいフェイクしてるねえ

ショルダーフェイクは、パスレシーブでDEFにプレスマークされてるときにも使えるアイテムだぞ。

4枚目の画像をみよう。顔もボールも右方向に行きかけてる。DEFはポストマンが自分の右を抜きに来ると考える。実はこれ、DEFをだまして移動させ逆を抜く「ショルダーフェイク」という技術だ。

2列目1枚目写真、DEFの右足が宙に浮き移動しかけてる。見事にだまされた。次は4枚目の写真、フェイクにかかったDEFが、完全に置いてかれてるのがわかるだろう。それでも、普通にピボット踏んでジャンプシュートなら、もしかすると、DEFのブロックが多少効くかもしれない。ビッグDEFなら尚更だ

ピボット後、1歩踏み込んでオーバーレイアップ

1枚目写真では、ターンからシュートセットに行ってるため、ちょっとアンダーレイアップのように見えるが、2枚目を見るとわかるだろう。指先が上をさし手のひらは前を向いてる。DEFの反対側へボールを動かし、遠く離れた位置からシュートするので難しいのだが、身長差20cmくらいならカットされない可能性が高い。スーパーシュートたる所以ゆえんだ。

ブンコーチ
ブンコーチ

R5.1.14追記

年末以来、再読者が多く関心の高さを感じた。世間があまり目を向けない部分に日が当たると、技術革新に繋がりやすい。S.A.としては願ったりだ。オーバーレイシュートのスクールにおける位置づけは高い上画像 Nくらいできれば、中学生としては合格ラインであるが、これが終着点ではない。このレベルを使いこなせれば、さらに「コンタクト」「アウェイ」という上級スキルへ進む。もうそこは、完全にNBAの世界。おそらく、30cm差以上の克服が可能だろう。スキルアップを切願してるが、あせって進めるのは御法度ごはっと(禁じられてること)。「三流プレイの流布」みたいな現象に繋がりかねないからだ。難度の高いものほど習得に時間がかかるのは当然だね。スクールでの練習時間不足を、是非自主トレで補ってほしい。

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