バスケ配信  動きのリアリティ(本物らしさ)

練習生原稿60「フェイクとフェイント、その違いと真の意義」   R3.1.2 LINE新着配信  

フェイク・フェイント、どちらもよく使われるが、何が違うのだろう?どっちの英語も、意味は「……のような振りをする」「見せかける」。つまり、結論を言うと、ほぼ同じといって良いだろう。だが、30歳くらいの若い頃、バスケ関係の何かの書物で、身体の一部で行う小さめの動きが「フェイク」全体で行う大きめの動きを「フェイント」と区別するみたいなことを読んだ記憶はある。まあ、それすら真実なのか不明であるが……

こう断った上で、私なりの解釈をつけてみたい。用語を規定する以上の重要な考え方に繋がると思うからである。ただ、意味の違いだけ述べてもナンセンス。国語辞典ではない。そう捉えて読み進めてほしい。「フェイク」には、本来「にせ物・偽造品」という意味がある。私個人はここに着目している。つまり、「フェイクは明らかににせ物」「フェイントは本物を狙っての見せかけ」という線引きだ。「左へのフェイク」といったら、左へ行く気持ちはない。最初からだますのみが目的だ。だが、「左へのフェイント」となると、これは本気で左へ行こうとしている。でも、右狙いもあり結果的には右行きになった。そんな感じである。だから、行ければそのまま左へ行くのだ。このようなイメージで私はこれらの語を捉えている。さて、ここからがより重要。実際の場面で使える動きを取りだして、区分けしてみたい。ただし、動きが複雑で細部まで説明しきれないものが多い。ここでは「こんなものがある」という程度になるが、やがて、Spot解説等で紹介しよう。

身体の一部分を使って、自分の動きを相手DEFにわざと読ませ、そして逆方向をやっつける。身体全体で大きめの動きを使い、本気でやっつけに行き、それを止められたら次の手段へと切り替える。いずれにせよ、本物と酷似こくじした動きこそが生命線となる。

最大のポイントは「リアリティ(本物らしさ)」と、Bunコーチによく言われるけど、なかなか言葉だけではうまく伝わらないよな。S.A.の練習会でがんばろうっと。

ブンコーチ
ブンコーチ

うん、言葉足らずな部分は堪忍してほしい。でも、フェイク・フェイントは上級技術。一流になるには必須条件だ。この原稿を参考にとりくんでほしいなあ。また、スポット解説する機会もあるだろうね。 素晴らしいフェイント https://saschool-blog.com/?p=3443 フェイク・フェイントにも、ドリブルしてる最中に使う、ボールホールドから使う、どちらでもOKと、種類がある。ボールホールドからの攻めについても掲載したので、参考にしてみるといい。https://saschool-blog.com/?p=5212

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