バスケ・デイリー配信  「勝機を招くボール保持」「魚肉ソーセージの栄養は?」

子どもが好きなソーセージ   R6.12.7 LINE新着配信

魚肉ソーセージの原料は白身魚、スケソウダラを中心に、ホッケ、アジ、マグロなどさまざまな種類が混ざり合ってます。だから、良質なタンパク質が豊富に含まれ、「筋肉を作る」「エネルギー効率」「基礎代謝向上」などの好影響があります。また、人の体内では生成できないDHA・EPAも含まれます。魚の油にある成分で、魚が健康によいとされる理由の一つ。炎症の抑制、悪玉コレステロールや中性脂肪の減少を助けるので、健康維持のために積極的な摂取が望まれます。

こう考えると、魚肉ソーセージの良さがクローズアップされますが、問題点もあります。白身魚は味が淡泊ゆえ、塩分多めです。そして加工品なので日持ちをよくするために添加物が少なくない、やむを得ないでしょう。魚の成分を手軽に摂取できるのはメリットですが、栄養バランスという観点では、必ずしも優れているとはいえない。だから、生魚を食べる習慣も見直しましょうね。

練習生原稿134「なおざりにされるボール保持」    Sugi Academy R6.7.24

ボール保持(ボールホールド)とは、ボールを持つこと・ボールの持ち方である。持つのだから、手を使うには違いない。問題にしたいのは、手の向き・ボールの高さや前後位置。一言で言えば、よりよい保持方法ということだ。多くの人にとって余り関心のないテーマ、だから「なおざりにされる(いい加減に放置される)」と記載した。*おまけ「おざなり」は「いい加減な言動」の意味

保持の仕方で最も話題に上がるのは、「トリプルスレット」だろう。日本語では「3つの脅威きょうい」と訳す。シュート・パス・ドリブルの3つを最もやりやすい保持位置を指してる。つまり胸の前である。この位置こそが、次の動作へ最速で入ることの出来る場所なんだ。だから、パスを受けたなら、胸の前にボールを構えるのが上級者ということになる。例外はあるにせよ、おおむねこれは正論であり、基本的なものとして身につけるべきだ。むろん指に力を入れがっちりホールドする、ちょっと叩かれたくらいで落とすようではダメだ。ただし、これはDEFとの距離がワンアーム以上ある場合だ。DEFがごく近くにいれば、すぐにボールへ手をかけられヘルドになったり奪われたりする。そんな時にはボール保持位置を変えて取られないようにする、ピボットも併用するなどが必要なのに、全然気にかけずプレイしてる選手は多い。さすがに上級者にはそういったケースはあまり見られないが、ミニバスや中バス中級くらいだと、結構頻出ひんしゅつするのでバカにはできない。

私がよくいう「シュートセット」あれは何か?パスをレシーブした際、自分のいる位置がシュート圏内の場合である。私の論理は、ボールを持ったらまずやるべきはシュート、これが大原則だ。DEFの位置や味方のカッティングなどに合わせ、即ドリブルやパスするケースもあるのは確かだが、基本はシュートだ。そう考えたとき、「トリプルスレット」じゃなく、「シュートセット」こそが最優先。レシーブとほぼ同時に、ボールを頭上に(ジャンパーの場合)保持するんだ。そして、ブロッカーの動きに応じ、シュートとドライブを使い分ける。

スタッガードポジションからドライブを狙うなら、ボールはオープンフットの膝上辺りにキープする。それが素早いドライブに繋がる。だが、DEFがプレッシャーかけてきてるなら、ボールをポケット(横腹辺り)に置く場合もあろう。いろんなYouTube動画見ても、ボール保持位置がマニュアルどおりという感じがしてならない。常にDEFとの実戦を想定してれば、その状況にフィットした保持法があるはず。その辺りに配慮すべきだよねえ。

ブンコーチ
ブンコーチ

スキル動画の中には、1:1場面でのボール保持位置を「ポケット」と決めつけてるようなものもある。間違いとまで言わないが、正しくはない。DEFの状況に合わせ一番有効な保持をする、それが柔軟な思考というものだ。

Rebボールの保持はどうか?せっかく良いRebしたのにボールを下げていないだろうか?キャッチ後すぐパスをさばくケースもあるので、一概にボール位置をいえないが、およそ胸~顔の前辺りでがっちりキープするんだ。腹まで下げればヘルドボールになりやすいでしょ。

もう一つ、恐ろしく気になってるボール保持例に関し話を進めよう。それはドリブルシュートの時である。何気なくボールを掴み何気なくシュートへ向かう。腹の真正面30~40cmほどの位置でボールを掴み、そのまま持ち上げるのだ。全くノーマークなら問題ないが、DEFがいれば、ボールに手を当ててくるだろう。簡単にカットされ保持を失うね。なぜ、もう少し胸に引きつけて、力強くホールドできないのか多分、リトル時代から癖になっちゃってるんだ。まだ遅くない、直すべきだ。そして、さらに気になってるのがワンハンドキャッチ。ドリブルからそのまんま、片手でボールをリフトするのをよく見かけるよね。あれは何のため?どんないいことがある?そう尋ねられて明確な答えを出せる人いるかなあ。単なる格好つけだろう。S.A.ではオーバーレイアップに力を入れてるし、ワンハンドシュートそのものが非常にたくさん練習される。状況によってはワンハンドでリフトすることもなくはない。しかし、殆どの場合、キャッチは原則両手である。普段から何気なくワンハンドキャッチばかりやってると、知らず知らず癖になる。両手でがっちり持ち上げねばならない場面でさえ、片手なんてこと珍しくないよねえ。ファウルされたら、引きずり上げてでもシュートする。そしてカウントワンスローを得る、そうでありたい。片手じゃ無理でしょそれは……

下の連写画像は、インディアナ ペイサーズのアンドリュー・ネムハードのドライブである。守るのは2023~24シーズンNBAチャンピオン ボストンセルティックスのトップ選手達3人、4はLINEのユーロ解説にも登場したドリュー・ホリデイだ。ボールの持ち方に注目しよう。思い切り抱え込んでる、こうでもしないととても突破できない。いくらしっかり持っても、通常の保持では十中八九ボールを失うだろう。上級者のDEFとは、そういうものなんだ。

左手でボールを胸に抱え込み、その上に右手でのアームバーをかぶせ、DEFの接近を弾き飛ばすように進んでいる。5枚目の画像では、いよいよDEFの手が引っかかったが、腹に押さえつけながら身体を曲げてキープしてる。そして、3人の包囲網を見事に突破、気迫のドライブだった。NBA選手らしい素晴らしいプレイだね。

派手なプレイばかりに目をやってはならない。ボール保持など、まさにファンダの一つに過ぎないが、油断は禁物である。

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