バスケ・デイリー配信  「新たな潮流?と育成年代」「母は知ってる、米の劣化と虫発生」

米の保存法   R6.9.4. LINE新着配信

米は、どんな方法で保存していますか? 場所・容器によっては、カビが生えたり虫が発生することもあります。母達は大概承知でしょうが、保管として適切ではない例を紹介します。

米が入っていた袋のまま保存していませんか?実はこれ、ついやりがちなんですが、米の劣化が早まります。米袋には通気用のちいさな穴があいています。米は空気にふれると酸化が進み、風味が落ちるほかカビや虫の発生リスクが高まります。袋のまま置きっぱなしは避けましょう。シンク下は、直射日光を避けられるため、米を置いておくのにぴったりな気もしますが、湿気がこもり劣化がすすむ原因になります。カビや雑菌の繁殖だけでなく、湿っぽい嫌な臭いを米が吸い込みやすいです。また、臭いを吸収する性質から、強い臭いのもの、芳香剤、洗剤などの近くはNGです。

では、どんな保管がいいのでしょう?米の鮮度を保ちやすいのは、冷蔵庫です。温度が一定で涼しい冷蔵庫は、品質を保ちやすい理想的な場所。食品用保存袋など密閉できるものに入れて冷蔵室または野菜室に入れておけば、臭い移りもしません。爺さんは、大きなパッキング容器に入れ、保管してます。ただ、スペース的に10kgは難しいので、5kgでしょうね。冷蔵庫に米を入れるスペースがない場合は、常温でもかまわないようですが、米びつや袋などに入れて密閉、直射日光を避けます。どれくらい日持ちするやら、早めに食べ切りましょう。

練習生原稿特別号「オリンピック後の世界」       Sugi Academy  R6.8.16

2024 パリオリンピックが終えた。戦評やチーム課題とは異なるが、試合の中における新潮流しんちょうりゅうのようなものに所感を述べてみたい。僅か7~8試合、それもつぶさに分析したわけじゃない。だから、爺さんの捉え方が十分とはいえないが、承知の上で今後考えられそうな「潮流」を論じてみよう。一つの見方と思ってくれればいい。

一つ目はボールキャリー、言うまでもなくその中心となるのはPGだが、ビッグマンが運んでる場面をいくつか見かけた。たとえば、米国のADやアデバヨ、彼らの本職はセンターである。にも拘わらず、慣れぬ手つきでボールを運んでる。最初は見間違いかと思ったのだが、何回となく見たので気のせいではない。あれは何だったんだろう?「わざと」やってるんだ。S.A.諸君は、選手が全員「ドリブル・パス・シュート」をやれるべきという爺さんの考えを理解してる。何十年も前から言い続けてることゆえ、Cがボール運びしてるのはむしろ喜ばしいのだが、いざ目の前でトップチームプレイヤーがやってると、何やら奇妙に感じるんだ。そんな現象が起きる裏には、何が潜んでるんだろう?

2つ目は、ボールマンへのマークを中心に、「マンツーマンDEFがよりタイトになってきた」ように感じたこと。ブログで盛んに読まれてる「ハンドチェッキングの廃止」以来、運動量豊富な小型プレイヤーが、ペリメーターを自在に支配する時代が来た。「ペース&スペース」と呼ばれ、ごく短い時間でボールを運び、3Pを多用するバスケ。そこにはPick and Rollも頻繁に見られる。スモールボールバスケも含め、これらが全世界あらゆるチームのスタイルになるとは思わない。可能なチームがあればそうじゃないチームだってある。ただ、3Pシュートの意識が全世界的に浸透したのは間違いない(関連するブログ記事を是非読んで)。とりわけ、上位国には、数人の優れた3ポイントシューターがいる。NBAの3Pシュートは、長期にわたり「スペースで待ち構えパスを受ける」「スクリーンを利用してフリーになりパスを受ける」これら2パターンで打つことが多かった。ところが、カリーやハーデンがそのイメージを変えた。彼らはハンドリングに優れるので、自らドリブルしてシュートスペースを作り出し、3Pシュートをクリエイトしたんだ。だから、1試合に10本以上なんて数字が珍しくない。そしてそういうシュートチャンスの作り方は、世界に広がってるといえよう。なぜって?オリンピックでも、NBAプレイヤー以外に、カリー型に近い3Pを打つ選手をよく見かけたからである。もちろん、ペネトレイトからアウトへキックして3Pを打つ旧来タイプだって多い*S.A.ではどちらのタイプも獲得を目指すが、自らチャンスを求めるシュートスタイルへの志向性は強い。いずれにしても、3Pの確率に波はつきものだが、そのまま放置しておくには余りに危険なシュートだと、世界中で考えられるようになった。そうなると3P対策が必要だ。具体的には「打たせない or タフなショットにさせる」である。つまりマークマンとの距離を詰めること、守るべき相手に従来よりも接近してることが条件になるわけだ。ヘルプとの兼ね合いも問題視されてくる。

ブン爺の感じたことの真偽は不明である。2つ目は理解可能だが、現実の変化はどうなのか?まして、1つ目の現象はやはりに落ちない。そこで、爺さんの気づきに賛同してくれそうな意見がないか、いろいろと探してみた。すると1つあった。BリーグのGMを何年か務め、今はバスケコメンテーターをしてる人の記事。メディア登場が多く、かなり有名人らしい。

1つ目に関してはこんな内容である。PGを自由にすると思うようにゲームメイクされるから、Gは必然的に激しいマークに合う。それはPGの体力の消耗に拍車をかけ、思わぬミスも招きやすく、チームプランの崩壊に繋がりかねない。DEF側のPGだって守りで激しく動き消耗するから、OFFになったとき先ほどと同様の問題を抱えることになる。そこで、時々ボールキャリーをCなどのビッグマンに任せる。ビッグDEFはさほど速くない場合が多いしね。そうしてPG達の負担軽減を図るというものである。この考え方は、すでに欧米やBリーグにも広がり始めてるらしい。これを読んで、爺さん少しは納得、でも昔からPGって厳しくマークされることが多かった。特にハンドチェッキングがあった頃は、まさに殴り合いの様相だったじゃんと、疑問が完全には消えず……。まあ、余りにも多いPGの負担を少しでも軽減するという考え方は理解できる。しかし、「それがCによるボールキャリーかよ」という新種の謎も生まれたね。


2つ目の「マンツーマンDEFがタイトになった」件、これはどうも真実らしい。先ほどのコメンテーターの記事中に興味深い内容を見つけた。彼の語った要旨を以下に記載する。

今も昔も育成世代では、相手がドライブを仕掛けてきた場合「ウイークサイドの選手は、いつでも手が出せるようヘルプポジションをとる」と教えられてることが多いだろう。もちろんそれが前提だが、今回の決勝トーナメントでは違う傾向が見られたのだ。ヘルプポジションでは自分のマークマンと距離が生まれやすい。ドライブのキックアウト戦術が当たり前になっている現代では、自分のマークを離して守ってれば、そこにパスを捌かれ3ポイントを打たれる危険性が高くなる。そのため、特に勝負所やクロスゲームの状況では「ノーヘルプ」で、自分のマークマンだけに集中して守るフォーメーションが多かったように思う。                     

ブンコーチ
ブンコーチ

それってブン爺が言い続けてる「ストリクトDEF」の考え方。S.A.や爺さんにとっては余りにも当然、警鐘を鳴らし続けてることでもある。非常に大切な要素を含み、育成年代の指導において欠落してはならないものなんだ。「ヘルプなしのDEF」は極端だとは思う。しかし、DEFの責任をより明確かつシンプルに求めることは、DEF力の全体アップに繋がるぞ。

今後の世界潮流として「ノーヘルプ」の考え方がトップレベルのスタンダードになるかは分からない。だが、大局的視野でみれば、育成年代における指導において、双方のスタイルに対応できるようにすることは責務である。こうしたコメンテーターの言葉が周知されれば、少しは世間の指導が変わってくるかも……。大いに語るべし。

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