大人になってからの知的活動 R7.1.24 LINE新着配信
現役世代の保護者皆さん・青少年諸君、数十年後には誰もが老年期を迎えますよね。その時、心身ともに元気でいたいでしょう。身体の健康とは別に、脳がぼけてくるのも考えもの。今日はそんな話です。米医科大学、老年医学科で従事してる方の意見を主に引用。
仕事や日常生活で頭を使う活動が豊富な人は、認知症のリスクが低いことが知られています。10万人以上を対象とした長年の研究では、仕事で高い認知的刺激を受けている人は、そうでない人に比べて認知症リスクが21%低いという結果が報告されたそうです。子ども時代の教育が十分でなくても、大人になってから知的な活動に従事することで、挽回出来るというのも朗報です。でも逆に、勉強をやめ知的な活動に参加しなくなると、脳への刺激が減少、認知機能が徐々に衰えてしまいます。これは、筋肉を使わないと筋力が落ちるのと似ており、一時期筋力低下に悩んだブン爺には、そのイメージがよく理解できます。だからこそ、社会人になっても新しいことを学び、日常活動を通じて脳を刺激し続けることに意義があります。
しかし、脳トレやパズルなどはあまり効果が期待できないんだとか。極めて短期限定的なため、長期的な効果は実証されてないらしいです。だから、仕事であれ日常生活であれ、継続的に知的な活動を行うことこそが重要。
手前味噌ですが、S.A.ブログへ頻繁にアクセスしプレイ内容について考え、デイリー記事を読んでは趣味や見識の幅を広げる、そんな活動が意外に役立つのかもしれません。
練習生原稿135「DEF付きレイアップドリル」 Sugi Academy R6.8.1
今回解説するのはレイアップシュートだが、通常の簡単なレイアップではない。DEFに追われ、「身体が密着してる or 接触し横へ飛ばされかけている」そんなタフな状況で打つレイアップシュートの練習についてである。当然通常のレイアップより難易度が高く、ノーマークをよく外すようなレベルの生徒がドリルする内容ではない。フォームやシュート率が安定してから学ぶべきスキルだ。原則リトル~ジュニアハイ中級には不要だろう。
練習法は幾つかある。だが、その紹介の前に、「こんなシュートの必要性」を考えてみよう。
DEFを振りきってノーマークでレイアップできれば、これはとても簡単だ。ゴール近くに人が多くいてかき分けるようにドライブすることもある。そんな時は大抵、身体が左右の相手と触れあう。しつこいDEFが横に張り付いたまま、打たねばならない場面も経験してるよねえ。時には、強烈なHoopマンに跳ね返されながら、バランスを保たねばならないこともある。つまり、身体接触しながらシュートを決めきるというのは、上級者の一条件なんだ。

左写真はSのドライブ。DEFとぶつかり合いながら、ゴールへと向かってる様子がとても鮮明だ。一目で分かるだろうが、押されてバランスを失ってる気配は微塵もない、素晴らしいコンタクトドライブである。そして右写真はK、中2当時のものである。既にシュートのジャンプに入りかけており、空中でのコンタクトが起きている。宙に舞ってればさらにバランスが崩れやすい。跳ね飛ばされる距離を最小にし、平衡を保つことが出来ないと、シュートの成功は困難だ。ここでは見事にカウントワンスローまで決めた。DEFも県選抜選手3年 186cm。

2人のプレイを連続写真解説してみる。







コンタクト時の激しさは、静止画では掴みにくいので、動画で切り抜いた。衝撃がわかりやすかろう。バランスを失わずシュートし、決めきったのは立派である。
フィニッシュを両足で踏み切る「ツーフットオーバーレイ」にすれば、ボディバランスはより安定する。特に、Kのプレイのように、デカいDEFや空中接触の場合は一層の安定感が求められるため、なおさら必要だ。だが、まだこの段階では、練習でツーフットレイをドリルしてなかったのでやむを得ない。S.A.の考え方は、矢継ぎ早に、どんどん発展スキルを教えるというものじゃない。ファンダを大事にしてしっかり身につけ、その上で漸次(だんだん)上級スキルに挑戦していくのが方針なんだ。
*ここでは、「ワンフットで踏み切りながらもバランスを保ち、シュートに結びつけることができる」その強さこそが優先と言っている。






さて、具体的な練習法に入ろう。コンタクトバッグがあれば、それを使うと練習しやすいが、持ってないのが普通。だから、用具なしでドリルする方法を説明しよう。これまた何種かのドリルがあるが、その中から1つ取り出してみる。DEFスキルにアームバーがあった。過去ブログで解説してある。その練習を兼ねて、OFFにコンタクトの強さを身につけてもらうのが狙いだ。https://saschool-blog.com/?p=4092

DEFは黒→ のように進み続け、ベースラインまで到達すれば勝ちである。OFFは何とかして緑→ へと進路変更し、シュートを決めたい。アームバーの練習とOFFパワードリブル両方同時にやってしまう欲張りメニューだが、コンタクトシュートのレベルアップが主たる狙いなので、是非シュートを決めに行こう。OFFがかなり強い場合には、少々のファウルをDEFに許容することもある。
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