バスケ配信  Reb🏀をゲット、さてどうする?

練習生原稿103「Rebボール処理のスキル要素」   Sugi Academy R5.1.7

今再び、Rebの意味を考えてみよう。DEF Rebなら相手の攻撃を止める、つまり敵の得点を減らす。OFF Rebなら味方のセカンドシュートチャンスとなる、つまり得点の増える可能性だ。だから何とかしてボールを拾いたいのだが、拾うだけじゃあ物足りない。一体何をすればよいのだろうか? *ただしここでは、残秒わずかで1~2点差などという特殊状況は除く

OFF Rebの後では……

まずは、リバウンダー自身がシュートすることだ。多分、自分が最もゴール近くにいる。それなのに、遠くに居る味方へパスを返すのは効率的でない。例外はある。全くノーマークでカットインに来た味方が見えたとか、スリーを狙いたい場面だとか……。でも、原則はリバウンダー自身によるシュートなんだ。そこで問題になるのは、周りにいるDEF。それが気になってシュートを躊躇ためらう人かなり多い。接近戦でのシュート技術がとぼしいんだよね。ここで是非覚えておきたいのが、ピボット(フロントターン)からのジャンプシュート。コンパクトに素早く跳ぶ技術が必要になる。距離はそう長いことは稀なので、2m程度の距離でジャンパーを徹底的に練習しておこう。Jump Shoot のファンダstep参照 https://saschool-blog.com/?p=4204 忘れてならないのが、ピボットでゴール正面を向くこと。DEFとくっついててターンしにくいなんて場合もあるが、それが基本。そして、十分上手くなったら、ピボットからのステップやリバースターンからのワンドリブルジャンパーなども学ぶんだ。ゴール前の接近戦では、コンボ系シュートが活躍するが、とにかく何をおいてもピボットジャンパーを身につけよう。左右どっちも鋭く安定しなけりゃダメだぞ。

中上級レベルでは、狭いスペースにおけるシュート力・ピボット技術に不安のある生徒が多い。だから当然、思い切ってシュートに向かうことができないんだね。スキル・メンタルともに鍛えよう。Rebに絡める選手なら、随分ずいぶん得点が伸びる。ピボット技術 https://saschool-blog.com/?p=4596

DEF Rebの後では……

ここでは、2つの注意点がある。
①せっかく手に入れたボールを、奪い返されてはならない。
②できるだけ早く攻撃に転じたい。

ゴール前なんで、敵味方ぐちゃぐちゃしてることが多い。ボールを拾って振り向きざまにドリブルしたら敵にぶつかったとか、ワンドリのすぐ後はさまれたとか、パス出そうと探してたらカットされたとか、いろんな経験あるだろう。ボールを強く保持し、きちんとピボットして前を見る、これが大事だぞ。キャッチ&パスなんて場面もたまにあるが、大原則をドリルするのが先だ。地味なスキル「ピボット」が活躍するねえ。キープ力をつけるべし。

②のケースに入ろう。①のようにキープできたら、次に考えるべきは自分らの攻撃。特に中級レベルの試合によく見られるのは、Rebしてからボールを運ぶのが遅いこと。高校生でも、明らかに運び遅れるケースが目につくなあ。速攻のドリルを組織的にやらないと、上手くなりにくいんだけど、それには目をつぶって説明する。Reb直後は、相手チームの選手位置もバラバラなことが多く、マークすべき選手が見つからないとかそばにいないなんてことが結構ある。そんな混乱に乗じて素早くOFFを仕掛けると、思いのほか簡単にシュートまで行ける確率高いんだ。密集地帯より外へパスさばければ、レシーバーが運んで得点チャンスを手にしやすい。ファストブレイクの上手いチームなら、パスを2~3本つないであっという間に2点。これにはランニングゲーム力が関係するが、個人スキルとしても覚えるべし。

もう一つやれることがある。それはリバウンダーが自らボールを運ぶこと(これをブラストアウトという)。普通はPGをキョロキョロ探してパスするだろう。だから、ボールキャリーが遅くなる。「え~っ、そんなの自信ないよ」という声が聞こえたねえ。だから、Cもボール運び練習するんだよ。先月の試合で、あるスクール生に「自分で運んじゃえばいいじゃん」とアドバイス。オールコートのドリブル1:1が強い子なので、過去2~3回同じこと伝えたけどやらなかったんだ。自信なかったんだろう。でも、先月は違った。Rebして前を確認、自分で運び出した。どうなったと思う見事運びきってコーストtoコースト達成。しかも3本だよ。やってみるもんだよねえ。 Cプレイヤーのボール運び https://saschool-blog.com/?p=1472

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