バスケ配信  華麗に舞う、スピンジャンパー📷📷😎

新年特別号「美技、スピンジャンパー」  LINE新着配信  Sugi Academy R5.1.2

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年末は、ジャンプシュート練習多かったなあ。それで、プルアップジャンパーの記事が掲載されたんだけど、長くなりすぎたので、別枠で本記事がアップされたんだ。プルアップジャンパーが基本だし、それを使いこなすには大変な努力が必要。スピンジャンパーは、一見超難しそうだが、「ブロックをかわす」という共通点があるな。「難しさの質が異なる」と、ブンコーチが言ってたっけ。

ジャンプシュートの利点はブロックを受けにくいことと説明した。でも、初心者にはこれ、なかなか理解できない。ジャンプシュートが下手だからだ。まずは、ジャンパー(ジャンプシュートのこと。ジャンプする人という意味もあるについて理解するのが先だね空の王者ジャンプシュート https://saschool-blog.com/?p=1070

今日解説するスピンジャンパーは、プルアップ同様、ドライブのコースを止められそうなとき使う技。コースに入られる瞬間、スピン(ロールターンをホップしながら鋭く行う回転技術。アメリカなどではロール系をまとめてスピンと称するようだが、昔から私はあえて区別してる)してDEFをかわし、そのままジャンパーに持って行く。スピンというボディコントロールができねば、あり得ないスキルだ。「スピードで押し込む」という点では両者共通しており、ストップジャンパーのたぐいである。その違いはといえば、プルアップジャンパーが「DEFを押し込み、急ストップでかわす」、スピンジャンパーは「DEFの運動方向と逆に動き、回転でかわす」ということになる。見た目の印象は、プルアップが「ワイルドスピードと卓越たくえつのストップ」、スピンが「なめらかで切れのある美しさ」と表現できる。だが、いずれも本質的には似通ったものだと忘れずに、以後も読み進めてほしい。

①スタッガードスタンス   ②小さく踏み込み   ③ボールを右へ移動    ④クロスドライブ開始

まず見てほしいのは、①のスタッガードスタンススキルアップファクター https://saschool-blog.com/?p=1031 ②では小さな踏み込みでロッカーフェイクを入れてる。③でDEFが右に反応(OFFから見ると左)、すぐさま右のクロスドライブへ切り替えた。しかし、④DEFの左足見るとわかるように、このスイングも反応が速い。*③の場面、ロッカーの後、ロードリクロスを入れる方法もある。

⑤DEFもスイング完了    ⑥1:1進行中    ⑦スピンのストップ準備   ⑧スピンのスタンス完了

Mはドライブに入ったが、容易に抜けそうにないと感じたんだろう。⑦でDEFの足が宙にある間に、スピンを決意しストップ準備した。重要なのは、止まる瞬間までゴール方向を見てること。「抜くぞという攻め気」を示すんだ。Mの顔の向きを見よう。

⑨スピン始まり
左足で0キャッチ。      ⑩90度回転       ⑪180度回転       ⑫270度回転 

⑨から⑫まではスピンの連続動作だ。DEFの進行方向と真逆まぎゃくに移動してかわすのが良く理解できよう。これは、写真じゃなく動画で見ると、回転スピードや美しさがより鮮明に実感できる。この4動作に要した時間は、多分、0.4~0.5秒ほどだろう。 *本文最後に動画を掲載したので、参照されたい。

  ⑬360度回転             ⑭ジャンパー開始              ⑮リリース後

⑬以降もスピードが不足すれば、サイズのあるDEFには、ブロックされる危険が高い。 なお、詳説はしないが、DEFがクロスステップやランニングステップではなく、スライドステップでMを追い続けられたなら、ブロック確率はアップする。 それを付け加えておく。

ブンコーチ
ブンコーチ

同じ系統の技に、スピンレイがある。 ジャンパーではなくレイアップシュートに行くんだ。 切れのよいスピンターンさえ出来れば、いずれも可能なスキルだが、1つだけ注意しておこう。 ジャンパーの場合は、ストップの安定が非常に重要、スクエアストップを心がける。 対してレイアップの方は、シュートコースに人のいないことが絶対条件。 スピンレイはそのまま走りきってステップするから、スピンジャンパー以上に、回転スピードが上がる。 途中でスピンを中止するのはほぼ無理、人がコースにいると激突の可能性がある。 それを瞬時に捉える視野と判断力が要る。 だが、使いこなせればブロックはまあ出来ない。 2つを区別して使えるよう練習しよう。 なおスピンレイでは、ターンの軸足を0キャッチにする方法(この解説写真⑨どおり)ターン後初めに着地する足(写真⑫の右足)を0にする方法がある。

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R7.8.27追記 スクールの先輩Mさんと、NBAスパーズのレジェンド パーカーのスピンターンシュートを、動画アップしてもらえたわ。ブンコーチの解説↑読みながら見てね。

スクール生M スピンジャンパー、写真連写解説の実映像努力を積み重ねファンダをしっかり身につけたら、シグネチャームーブ(自分なりの決め技)を2.3持ちたいね。
トニーパーカー ツーフットスピンレイ パーカー・MともにDEFをしっかり押し込んでターンに入ってる。しかも、ターンスピードが非常に速い、是非真似まねたい。練習不足の選手が多い。

Mが打ったジャンパー、今から3年ほど前の映像だが5年前(2020年)には既に出来ていた。でも、多くの観客にはとても目新しく、このプレイにもどよめきが起こった。一方、パーカーは引退(2019年)から早6年以上、はるかずっと以前からスピンを使いこなしている。日本におけるスキル普及の遅さを痛感せざるを得ない。2021 東京オリンピック(コロナ禍で1年延期された)で、全日本女子選手が多分初披露はつひろうしたスピンレイは稚拙ちせつな物だった(ただ、その挑戦姿勢には敬意を表している。先日終えた2025 アジアカップ イラン戦、全日本選手達が揃って「0ステップトラベリング」に関し、不当なクレームをつけた。審判は誰一人として笛を吹いてない。それで正解なんだが、解説(全日本代表経験者やSNSまで巻き込み「トラベリングだろ」と大きな話題になった。中には「国際審判、レベル低ヶ~」なんて的外れな意見も。こうした多くの現実が、日本人選手・解説者・指導者・世間一般の認識不足を示しているといえよう。関係各位の多大な努力により、バスケ人気はずいぶん上昇してる。素晴らしいことであり継続を願うものだが、他方で、前述のような事例がBun爺の不安をあおる。まあ、爺さん一人が騒いだところで、何ら大きく変わるものじゃない。今まで同様、コツコツやっていくだけなのであるが……

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