バスケ・デイリー配信  「ウイングディナイDEFの功罪」「スマホ、元気で長持ち」

スマホの寿命  R5.3.18 LINE新着配信

スマホ本体の寿命は、特定の値が決まっていません。メーカーや機種によっても差が出てきます。そのため、一概に「スマホの寿命は○×年」とはいえません。内閣府の調査によると、スマホ以外の携帯電話も含んだ買い換え目処が、およそ4~5年。だから、スマホ本体の寿命は、そのくらいと考えられそうです。

現在、ほとんどのスマホは「リチウムイオン電池」という種類のバッテリーを使っています。このバッテリーは小型軽量、簡単に高電圧を得られ、従来の電池に見られた「メモリー効果」による影響をほとんど受けないという優れものです。 *メモリー効果とは、電池容量がまだ十分あるのに充電を繰り返すと、電圧が低くなってしまう現象。 リチウムイオン電池は、使い方に注意を払わなくても傷みにくい優れたバッテリーですが、それでも長い間使用すれば当然劣化します。一般的に、300回の充電で約7~8割、500回の充電で5~7割程度の容量に減るといわれます。完全に充電できなくなるまでバッテリーを使う場合を除けば、約2~3年でバッテリーの交換を検討したほうが良いといえるでしょう。一方、液晶パネルの寿命は10万時間以上といいます。1年は8,760時間です。画面よりも他の部分の故障が先にやってくるため、画面の寿命は基本的に意識しなくても問題なさそうですね。

スマートフォンにはパソコン同様にOSが搭載されています。WindowsパソコンでWindows updateがあるように、スマホでもOSのアップデートが定期的に配信されます。しかし、サポートが終了すると、動作に影響を与える致命的なバグやセキュリティ上の脆弱ぜいじゃく性が見つかっても、アップデートが配信されないので危険な状態。そのままでは、スマホの使用はできません。
iPhoneのサポート終了期間:約5年
Androidのサポート終了期間:メーカー・機種によるが、およそ3~4年。

スペックにも寿命があります。スペックとは本体が備えている性能のこと。スマホの処理は主にCPU、メモリ、ストレージで構成されたパーツで動作しています。でも、スマホ本体の寿命よりもバッテリー寿命のほうが短いことは述べたとおり。またバッテリー以外の部分は自分ではどうしようもないですが、バッテリーは使用法次第で長持ちさせるのが可能。スマホを長く使い続けるには、バッテリーに着目しましょう。

リチウムイオン電池は、満充電状態(電池の充電が100%の状態)が続くと劣化してしまうという特性があります。スマホやノートパソコンなど、購入時に電池残量が少ないのは、満充電状態での長期間保存による劣化を防ぐためらしいですよ。バッテリーの劣化を少しでも抑えたい場合は満充電にしない、満充電状態になったらすぐに充電器を取り外すといったことに気を配ると良いでしょう。就寝前にスマホの充電を行っている方が多いと思いますが、この方法だと満充電の状態が長く続き、バッテリーに負担をかけてしまう恐れがあるため注意ですね。

リチウムイオン電池は、高温下の環境に非常に弱く、スマホを気温の高い場所で充電したり利用したりすることは、バッテリーを著しく劣化させ、寿命を縮める恐れがあります。夏場の車内放置、入浴中の使用などに要注意。また、電池の消費と充電を同時に行っている状態は、バッテリーの寿命を縮める原因になります。充電中は利用しないことが、バッテリーを長持ちさせることにつながるのです。充電しながらスマホを利用していると、バッテリーが熱くなりスマホ本体へ悪影響を与えることも。

メーカー指定の充電器以外のものを使用して充電する、これもバッテリーによくないらしい。私はやっちゃってますが……メーカー品高いから。また、最近のスマホには、省電力モードなどが用意され、画面の輝度を下げたり、不要なアプリを削除したりすることで、電池の消費を抑える効果が期待できます。GPSやBluetooth通信などの普段使わない機能がONになっていれば、それらの機能をOFFにすることで、電池の余計な消耗を防ぐこともできるのです。私も、Bluetoothは使うときだけONにするよう気をつけてますね。

練習生原稿89「プレッシャーman to man のディナイ」    Sugi Academy R3.11.2

今日の原稿、小中生には難しい、無論保護者にもだ。どっちかといえば、きちんと指導したい指導者向けで1年半も前に書いたものだが、ゆえあって配信することにした。たまに Deny DEF をゲーム中に見かける。時にはミニバスでもある。いけないというのではないが、安易な使用には賛成できないゆえ、いろいろ知ってほしくて記事にしたのだ。原稿29「DEFの多様性、目指せ最強!」3.8.15ブログ配信の中で述べたヘルプマンツーマンDEFにも関わる内容だ。まずは再度ブログを見てもらいたい。そして、私のDEFに関する根本的考え方をつかんでほしい。さすれば、今日の原稿の難解さも理解しやすい。https://saschool-blog.com/?p=1733

原稿を要約すると2点。「個人DEF力を徹底して磨け、まだ甘すぎる」「チームDEFの考え方はいろいろだが、全てに都合いいものなどナイ」ということ。解説内容は専門性が高くなるが、その2点を念頭に置き読み進めてほしい。上級者や経験者には興味深いものとなろう。

原稿29のDEFでは、ワンパスアウェイにいるウイングプレーヤーに対して、平らな三角形で守っている。しかし、近年主流の「プレッシャーマンツーマンDEF」では、ここをディナイDEFで守る。なぜ、私がそうしないのか? 理由を理解し、皆さんにDEFの考え方を深めてほしい。

この選手がDEFステップに優れ、レシーブを容易にさせないなら、OFFチームのスコアラーを機能不全きのうふぜんに追い込み、勝利に貢献できるだろう。ウイングプレイヤーにチームのエースがいることは多いから。だが一方で「……で囲まれた四角わく」を見てほしい。ここはPGがドライブを仕掛けたときの通過コースである。PGが仮にDEFの左側を抜いてきた場合、ディナイしてるBのDEFにはヘルプが極めて困難だ。ウイングB以上に、PGのドライブが厄介やっかいだなんてことも多い。だとしたら、BのディナイよりAのドライブヘルプを優先すべきであろう。PFやCのDEFがゴール前に陣取っているから、PGのドライブをヘルプすることは可能だ。だが、それでも、ストップジャンパーやドライブテクで崩す、あるいは味方に合わせのパスをさばける優れたPGもいる。チームDEFのシステムを工夫すれば、もっとやりようはある。でも、最初述べたように、全部都合良く守ることは出来ない。このように、DEFもOFFも生き物なのだ。「ここはディナイする」と決められてるからやるのではない状況に合わせたフレキシブルな(柔軟な)対応こそが、真に強い。しかし状況を捉える理解力を伸ばすのは簡単ではなく、だからこそ、そのために「1:1を徹底的に磨け」とくどく言い続けている。むろんディナイだって1:1の一部ではある。でも、私が言う1:1はもっと本質的な部分、それは他の原稿やブログで理解いただけよう。

ブンコーチ
ブンコーチ

OFF.DEFを問わず、世界で採用されるスタイルには、何らかの利点がある。つまり十分に優れたものなのだ。だがそれらは、常に全てのチームへ適合するとはいえない。自チーム選手の特性・相手チームの特徴など無視して使用すれば、十分な成果を出せないだけじゃなく、マイナスをも生むであろう。だからこそ、多くのコーチがより普遍的で高い効果のシステムを求めるのだ。狙いの不明瞭なシステムであってはならない。ミニバスにおいてDenyを早くから始めるのは、特に賛成できない。ボール側を押さえる意識ばかりが強まり、バックカットでゴールをやられるケースをよく目にする。本来のマンツーマンを磨いてほしい。

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