バスケ・デイリー配信  「スキルアップしない、なぜ?」「大感動!グランドサークル」

大いなるブライスキャニオン   R3. 3.17 LINE新着配信

1.14新着配信「塔のへつり」に興味を持ち、他国をトリップしてみました。全く同じではないでしょうが見つけましたよ。米国ネバダ州ラスベガス、公認ギャンブルの街で有名です。お隣のアリゾナ州には、最も古い国立公園の一つ「グランドキャニオン」があります。地球生誕期、先カンブリア時代の地層が露出し、大キャニオン(峡谷、川の浸食でできたV字谷)を形成してるのだから、そりゃあ見応えあるでしょう。これはこれで見たいのですが、その北側のユタ州にも、いくつか国立公園があります。ザイオン、アンテロープキャニオン、そして「ブライスキャニオン」。グランドキャニオン等も含め、まとめて「グランドサークル」と呼びます。この呼び名は以前から知ってはいたのですが、詳しくわかっていませんでした。でも、今回のトリップで新しい知識を得て、「ブライスキャニオン」に関しても、多少覚えましたね。

キャニオンと命名されてますが、正確には違うようです。V字谷じゃないんです。写真を見てください。ローマのコロッセオを巨大化したような形状です。数十万年もの間、雨や風の浸食を受けたのでしょう。堆積岩(多分、石灰石)を削り取って出来あがった「尖塔群せんとうぐん、土柱」と呼ばれるギザギザの奇岩は、まさに大自然の彫刻。また、どこの国立公園もここの朝日に勝るものはないというほど、太陽の光によって刻々とその表情が変化し、オレンジ・黄色・茶色・白・紫など微妙な色合に大感動するという話です。

自然の生み出す壮大なドラマに、触れることができました。いずれの公園も、ラスベガスから車で4~6時間の距離。ただ、グランドサークル全部行くなら、ちょっと日数が必要です。地球の荒々しい息吹を感じてみたいですが、遠いですよねえ。取りあえず、バーチャルトリップしてみてください。グランドサークルは、米国観光でトップクラスの人気スポットです。

練習生原稿26改訂「S.A.ドリルの核心 ファンダ獲得のノウハウ」   Sugi Academy R1.11.19

ブンコーチ
ブンコーチ

先日の練習でのこと、ピボット練習をやった。その際ボールも持たせてみた。回転するとき、ボールを水平に移動すると、DEFにとられやすいから、上げたり下げたりするんだよと説明。実際にやって見せた。見ていた親はすぐ納得、うなずいている。

とてもよくわかったわ。でも、水平に回してるのよね。なぜできないのかしら?

ブンコーチ
ブンコーチ

回転寿司の皿、ゆっくり横に回ってるから、簡単に取れちゃうよなと説明。キャリアの長い上級生は隣で大受けしている。しばらく様子見した後、一言。「胸、わかるよな。それより上に1回、下にも1回、回りながら(ピボット)ボールを動かすんだ」と言ったら、目が輝きぎこちないながら1回成功。そこでダメ押し。寿司の皿が、突然斜め上とかに動いたら、取れないだろ! *追伸 聞いてた親は笑い転げてたね

そうか、わかった!!

う~ん、やっとわかったみたいだ。子供っていろいろ、扱いが難しいなあ。

これまで、練習中何回も同じことを注意されてきたろう。頻繁ひんぱんに参観してくださる保護者の皆さんは、よくおわかりのことと思う。「なぜ、何度も同じ注意を受けるのか?」大人からすれば、そんな疑問がわく。答えは3つ。「いい加減かげんに聞いてるので、頭に入らない」「聞いているのだが、中身が十分理解出来ない」「理解はできたが、やってみるとその動きができない」である。ここで書き出したことは、原稿17「能力とは何?」プリントで説明した内容と非常に関連が深い。(再び読み返すこと)3.2.16ブログ配信 https://saschool-blog.com/?p=906

1つ目については、意欲の問題。そのような中途半端な気持ちなら、S.Aに来てドリルする意味さえない。2つ目は理解力の問題。個人差や体験差があるので仕方ないともいえる。しかし、その辺りの事情は私にはよくわかるから、相当丁寧ていねいに説明するし、冒頭(文の最初)に述べたとおり、何回も何回も説明を繰り返すのだ。言葉だけでなく、実際に動いて見せてもいる。これだけ丁寧に説明してくれる指導者が他にいるなら、連れてきて紹介してよ。だからこそ、「みんな頑張って付いてきて」といいたい。いつも注意するように、「自分から求めて学ぶ姿勢」が必要である。具体的には、その場で何回も確認する、納得できねば先輩や私に尋ねる、帰りの車中で復習する、帰宅後に再度頭の中で構成する、原稿を読み直し細かな点までチェックし直す、自宅や学校で自主練するなどである。

3つ目の「理解はできたが、やってみるとその動きができない」にも、4種の問題点がある。
身体的能力(原稿17参照)が不足してるので、技能が身につかない。リトルの子にチェストパス8m飛ばせといっても無理だよね、筋力ないから。でも、ジュニアなら……
身体的能力はあるが、バスケのスキル(技術)が足りていない。例えば、1ヶ月くらい前(執筆時)にやったセンターラインからのドリブルシュートを思い出してほしい。「2回ドリブルでやってみな」と指示したら、ほぼ全員できたよね。それは、みんなの中にドリブルの習慣ができていたから、私に重要なポイントを教わるだけでよかったのだ。たとえ中学生でも、入校したばかりのドリブル素人の子に出来るわけないだろう。
身体的能力やバスケ経験も足りているのだが間違った動きが癖になっている。これは、なかなか厄介やっかいな問題である。早い人では小1くらいからバスケしてるだろう。もし、今4年生で悪い癖が付いているとすれば、その子は4年間ずっと間違いを繰り返してたことになる。「悪い習慣」ともいうべき動きを、週1回の練習で直すのはきつい。普段から自分で意識して直す努力が不可欠(絶対必要)となる。静岡市立杉山中学校の男子チーム、女子チームのメンバーなら、3~4ヶ月で直せる。だが、現実はそうじゃない。間違いについては、私が必ず指摘する。みんなは、それを堅く肝に銘じ(強く決心する)ねばならない
身体的能力・バスケスキル・癖のどれにも特に問題がないけれど、なかなかできない。「そんなことあるの?」と聞き返したくなるが、実際にはある。練習中のスキルレベルが高い場合だ。私が言う「高難度ファンダ」「個人的ハイスキル」に属するメニューである。スイングステップを毎回練習している。その成果が出て、だいぶ足が動くようになってきた。試合を見ても、以前よりDEFが改善している。しかし全ての場面で遅れずスイングできてるかといえば、そうではない。ジャンプシュートのフォームだって、改善の余地は大きいし、シュート率アップに関しては、倍旧ばいきゅう(以前の何倍も)の努力が要求される。

最後のまとめ

11月16日の練習会(令和元年)で、「左手のレイアップシュート苦手な人?」と聞いたら、半分近くが手を上げた。これ異常だよ。左のレイアップができないなんて、バスケの選手じゃない。絵に描いたように美しいレイアップは難しいけど、普通に打つだけなら、1週間もあれば十分な技術だ。そんなファンダメンタルを練習せず、いつまでも放っておくのは、君たちの「怠慢たいまん(なまけのこと、ケンカじゃない)」。フットワーク練習で、「キックターン」をやってる。OFFの際に超重要な「振り切り」の技術だ。みんな、どれくらい練習しただろう?もちろん自主練でだ。

杉山中学校なら、こういう練習は、毎日のようにガンガンやる。でも、みんなのチームではどう?もしやらないのなら、自分でやるしかないじゃん。原稿25でピボットの解説をした。もちろん、スクール練習でも実際にやってる。あれから2週間、どれだけの人が何回ドリルしただろうか?私は、そういう努力を重ねることのできる生徒を強く望む。うまくなりたくて、強くなりたくてS.A.に入ったんだよね。口で言うだけでは、夢は実現しない。

スクールでの練習時間には限りがある。それにして(くらべて)やりたいことが多すぎる。皆の覚悟が必要だ。具体的な努力をしなさい。方法はいくらでも教えてあげるから……。本気モードにスイッチが入ったなら、目に見えて上達するのがわかるはず、約束する。

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