バスケ・デイリー配信  「目指せ、100%のシュート率」「日本から春と秋が消える?」

季節の消滅、恐るべし気候変動!?   R5.11.2 LINE新着配信

いや~、本当に今年の夏は酷かったですねえ。すでに11月入りしたのに、日中は24~25度とか。太陽光の量の増減、大気の循環、海水の対流に海流温度、「自然界の自然調節」それ自体が狂ってきてるのは確かなんだろうと思います。夏の日本は、偏西風へんせいふうの南側に位置するため基本的に暑い(北側は涼しく南側は暑い)のですが、北極の温暖化が進み、流れ込むはずの冷たい風が弱くなり、結果、偏西風の下辺におおわれた夏の日本が、ほぼ「無風状態」といいます。そのうえ偏西風が北に蛇行、日本全土に高気圧がポッカリ乗ってる。だからとにかく暑い。これが灼熱化しゃくねつかの進むメカニズムらしいですね。*「偏西風」とは、主に中緯度地域の上空を吹く風、年中吹いてます。なぜ吹くかの説明は、かなり面倒なので省くけど、気象に大きな影響をもたらします。

北極の温暖化を止めるには、温室効果ガスの削減策強化が条件。だから現状、日本が以前のような気候に戻ることは考えにくい、むしろ過酷さは増すのでしょう。一方、冬はものすごく寒くなるという予想。冬、日本は偏西風の北側に位置します。当然上空は寒い。しかし、海面温度が上昇してるので、寒暖差で雪が降りやすくなるようです。寒波が起きて、列島全体を豪雪が襲います。暑さだけじゃなく豪雨・台風・降雪、いろんな気象現象が「異常→当たり前」になるということですかねえ。

日本から四季がなくなるなんて想像もしたくないし、仮説で終えてほしいと心底願います。しかし、世界的にも、大規模気候変動論は優勢です。50年後には、地球のあちこちで45度以上なんていう気温が常態化し、世界人口の半数が住めなくなるとか言われてます。世界のリーダーシップが急務です。人類存亡の危機に英雄の出現を期待したいですね。

練習生原稿118「シュートミスの克服」       Sugi Academy R5.9.6

シュートの種類がなんであれ、ミスするには大きく2パターンが考えられる。1つは、シュートスキル自体が低い場合だ。これはあきらかに練習不足まず、何百回と練習することである。2つ目は、かなり練習を積み、普通割と高い確率でシュートが入る選手、彼らがゲームになると、よく外すというケースだ

今回の原稿では、後者について述べる。シュートミスを誘発する原因は大きく4つある。

自分でシュート練習する時は、DEFがいない状況が多いだろう。だが試合では、周りに多くの人間がいる。当然邪魔する奴もいて、常に精神的プレッシャーを受ける。つまりシュートすることだけに集中できない。練習時との大きな違いだ。

練習の時のシュート方法を思い出してみよう。ドリブルが遅い、ジャンプがゆっくり、ボールを構えるのものんびり。そんなことはないかい? 試合では、シュートさせまいとDEFが追ってくる。いつもよりスピード上げて打たねばならない。ふだん、たらたらスピードで練習してれば、入らないのが当たり前

スタミナが落ちてきて不正確になる。意外に見落とされるケース。

①みたく、ただ人の多さに不慣れではなく、DEFのあたりが厳しく苦しい状況で打たざるを得ない、あるいはブロック等に耐えながらシュートする場合だ。当然ゴールの難易度は上がる。

3つの中で、まず改善したいのは。限りなく試合と同じ状況をイメージして練習するんだ。つまり、試合中のスピードでシュート練習せねばダメ。ハーフコートのドリブルシュートを例に説明しよう。君たちは何回ドリブル突くかな?? 中バスになっても、4回とかいう人結構いるよねえ。スクールのジュニア生なら、2回ドリブルでシュート入れる。スピードは倍くらいだろう、もちろん、トラベリングやダブルドリブルなんかしない。リトルのメンバーだって、3回でできる子は多い。外角シュートの練習でも、素早くミートしすかさずシュートせねば、すぐ私に叱られる。「速さに慣れる」のは大切。

次のドリルはだ。DEFしなくても、ただ近くに立っていてもらうだけでも役立つ。より実戦的には、1:1ドリルをやること。人とのけ引きしながらシュートする、その感覚が高まる。だから、チーム練習で1:1をやらないなんてのは問題外さ

のドリル法は、主に連続シュートである。たとえば、スモールコートで3周連続ドリブル、計6回シュートする。ミニバスならかなりハードだ。1本も落とさないことを目標に努力する。外角シュートなら、3カ所ほどポイントを決めて、5本ずつ15本。ポイント間移動はダッシュする。そんな感じでやるんだ。ゴール下のシュートミスで悩む人にも対応できる。スクールには「Around ザ・フープ」等のメニューを用意してある。でも、シュートフォームができない内に、これらをやってはいけない、要注意だね。ファンダを積み上げ、フォームが固まってから高い精度を求める。それを忘れないように。

は最もスキルレベルが高い。DEFの強度が上がってくると、レイアップシュートすら楽に打てないなんてケースが出てくる。だからこれは、イージーミスではない。タフショット(プレッシャーを受けて打つ難しいシュート)なんだけどね。弱小チーム同士ではなかなか経験できないので、どんな感じかすらわからない人も少なくないだろう。まあ、中級レベルには、練習はまだ早い。上級レベルになって覚えればよい。DEFとぶつかりながら行うコンタクトシュート、高いブロックに慣れるストロングショットドリルなどを実施するのだ。

1つアドバイス。「シュートをリリースする最後の0,1秒まで、集中を切らさずゴールを狙え」ブロックされるかもとか外しそうなんて、考えるようじゃあダメなんだ。集中力が足りない表れだよな。

最後に……

あらゆるプレイにいえることだが、「自信を持つ」ことの大切さを知ろう。空威張からいばりやうぬぼれじゃない。地道に積み上げてきた確かな結晶としての自信だ。不安の内にプレイすればミス続出となる。自信を持ってれば、普段できないことまでやれたりするし、何より1個1個のプレイ成功確率がグンとアップする。シュートとて全く例外ではないね。優先的にじっくり時間を掛けて練習すべきスキルといえる。

ブンコーチ
ブンコーチ

2000年代中心に活躍した レイ・アレン。史上最高の3Pシューターと呼ばれていた。ステフィン・カリーには抜かれたけどね。2013年NBAファイナル第6戦、マイアミヒートvsサンアントニオスパーズ。ヒートは2勝3敗、負ければ終わりという追い詰められた試合。アレンは大不調だった。前半4本外し3Qもゼロ、4Qに初のあたりが来ただけ。緊張を強いられる大試合では、「自分のシュートが外れて負けたら……」なんて、考えてしまいがちだろう。調子が悪けりゃ尚更だね。この日のアレンは、まさにそんな状況だった。残り28秒で5点差、誰もがヒートの負けを予感した。タイムアップ寸前、3点差でこぼれ球をもらい、アレンが3Pシュート。見事に決まりオーバータイムへ、そしてこの試合と最終第7戦もものにし、NBAファイナル2連覇を達成したんだ。

アレンの心に迷いや不安はなかったのだろうか?彼は、試合開始3時間前には体育館に入ったという。そして、ミドルシュート・ロングシュート・フリースローと、あらゆる状況を想定し、繰り返しシュート練習したんだって。それをプロ入りから引退まで続けたそうだよ。それ故、「不調にもぶれない確固たる自信」があったんだろう。

アマチュアの私達には、とてもそんなマネはできないだろうねえ。でも、一流と言われる陰には、常にそうした努力がつきまとうもの。それは誰にも理解できるし、参考にすべきだよね

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