バスケ・デイリー配信  「易しくない!スクリーンOFFの基本」「能登地震の実態から」

被災者の困窮  R6.2.20 LINE新着配信

「気の毒だなあ」と思いつつも、何も出来ない自分。話題に触れるのでさえ何だか気が重いです。1月半以上過ぎ、新たに見えてくるものも多い中、震災数日後の記事内容を取り上げ、私達静岡県人も直面してる南海トラフ地震への意識を喚起かんきしてみたいと思います。

能登地方の地震被災地で、避難所トイレの衛生環境が悪化。住宅の倒壊や火災で多くが避難所生活を余儀なくされている中、流す水が不足し、道路寸断で仮設トイレの配備も遅れているため、「もう限界」との声も上がります。感染症のリスクや、トイレを我慢し水分を取らずに脱水症状を引き起こす危険性も高まってます。「誰も排せつできない状況だ」。被害の大きい北部 珠洲すず市の市長らは、県のオンライン対策会議で連日、避難所のトイレを巡り悲痛な叫びを発してます。輪島市長は会議で「ごみ袋の中に用を足し、1カ所に捨てている」と現状を報告、衛生環境悪化を訴えました。

珠洲市内小学校に避難中の60代男性は「一番欲しいのは水」と。仮設トイレはなく、学校のトイレ前には悪臭が立ちこめ、避難者らが順番待ちの列に並んでます。断水のため、バケツでプールなどの水をくみ活用してるのです。学校でのトイレ利用を避け、用を足す時だけ損壊した自宅に戻る人も。

地震と津波で甚大な被害を受けた珠洲市宝立町。4日、つぶれた家屋と傾いた電柱で足の踏み場もない集落を歩くと、出会った男性が記者に訴えてきました。「救援物資が届かない。子どもが丸3日、何も食べとらん」。男性の頰を一筋の涙が……。以前の地震関連記事の中で、「臨時仮設トイレ」の件を取り上げましたよね。それ一つで片付くような問題じゃないですが、ちょっと覗いてみてください仮設トイレ一週間 https://saschool-blog.com/?p=4461

練習生原稿123「スクリーンOFFのコツ」      Sugi Academy R5.9.27

NBAであれBリーグであれ、トップチームのスキルレベルは非常に高く、一般的チームの選手とは明らかに差異がある。OFFでもDEFにおいてもだ。そんな中で、最もスキル完成度が近いと感じる技術が1つ。つまり、一般プレイヤーもNBAも滅茶苦茶めちゃくちゃ違わないという内容だ。それは一体何だろう

「ドリブルピック」というのがある。ボールマンのDEFにスクリーンをかけ、ドリブルでDEFを抜きやすくするプレイだ。「オンボールスクリーン」などとも言われる。トップゲームはむろん、あらゆる年齢層でいやというほど見かける。「育成年代でのスクリーン使用」に関しては、ブンコーチのコメントを参考に。今日はその論議を尻目しりめに、オンボールスクリーンの使用法に関し、問題点を述べてみよう。インサイドスクリーンでは、DEFの真横付近にセットすることが多いが、本例ではスクリーンの掛け方原理と方向性に着眼してほしかったので、DEFのやや後方気味に浅めのスクリーンとなっている。特に、Bのセット位置は、バックスクリーンと言うべきだろう、DEFから見えない角度だから。

ブンコーチ
ブンコーチ

スクリーンには、「オンボール」と「オフボール」がある。今回は、ドリブラーを生かすために作るオンボールスクリーンについてだ。本音ほんね言うと、これだって、細かく分けていけば、幾つもの種類・使用法の注意点があり難しい。特に、ミニ選手には理解しづらいし、1:1の力だけでDEFをやっつけてほしいという思いは強い。味方の壁に助けられて取った得点を、自分の実力と勘違いしたら、もうスキルの上達は止まるぞ。だから、小学生にスクリーンの指導をするのは、爺さん反対してるんだ。中バスだって、レベルがかなり上がらねば必要ない。「自力でDEFを抜ききる」そのための練習に時間をいてくれ。それが最大優先、心より願う。

*ただ、スクリーンによる攻撃を受けた時、スクリーンの知識がないとやられてしまう。そのために学ぶ必要はある。「ファイトオーバー」中心にね。

左図2つを見比べてほしい。ボールマンのDEFの所へ味方がスクリーンに来た場面である。今ボールマンは、ゴール方向にドライブしシュートしたいと考えている。さて、どっちのスクリーンがいいのだろう?後ろのDEFは無視していい。

A.Bとも、DEF距離はワンアーム程度。ツーアーム以上離れたら、殆どすり抜けられてしまう。そんな場合は、スクリーン位置を高めにセットする。ミニ選手に微妙な違いを理解させるのは難しい。

よく見ると、AよりBの方がドリブル方向が急角度になってるのがわかる。つまり、Aだと大回りしすぎて、ゴールを攻めるのに時間がかかるんだ。まあ、僅かな差なんだけど、0.1~0.2秒で勝負が決まるのがバスケだからね。バカにできないよ。

オンボールスクリーンだけの話じゃないが、スクリーンプレイを使うときには、2つの重要事項がある。まずはスクリーナーの注意。ユーザー(スクリーンを使う人)の行きたい方向に、スクリーンをセットすることだ。上の例で言えば、ボールマンはゴールに向かいドリブルしたいんだから、セット位置はBの方がいい。ただし、DEFから全く見えない位置(死角)にスクリーンを掛けると(主にバックスクリーン)ファウルを吹かれる可能性がかなり高いので注意が必要だ。最低1歩分は距離を空けておこう。そして、ユーザーの注意点は、スクリナーのギリギリそばを通り抜けること。

ブンコーチ
ブンコーチ

実はこれが、みんな下手なんだ。冒頭で述べた「一般選手もトップ選手もあまり差がない技術」もちろん全員じゃない、でも結構大勢該当するね。まあ、トップチームにおいては、P n Rの普及で以前より格段良くなったとは思う。でもまだ、スクリーンセット自体文句なしとはいえないし、それにも増して使う方が問題。使い方が悪けりゃDEFは引っかからず付いてくるぞ。小中は言うに及ばず、高校生とか見ても、上手くやれてない選手・チームがかなり多い

Cの例のように、そのままでは上手くかからないスクリーン(失敗してるスクリーン)は、結構試合中に出現する。こんな場合、ユーザーがちょっと動いてDEFとスクリーナーの位置関係を修正してやる。すると、綺麗に引っかかるんだ。これをブン爺は、「スクリーンリセットドライブ」と呼んでいる。修正方法は、大別すれば3種類ある。そのやり方を詳説はしないが、「リピック」などとは別物だ。

ムービングピック」というOFFファウル
スクリーンが掛かりきれず外されそうな時、スクリナーが横へちょっと動いて邪魔する場合があるだろう。これはイリーガルなので、やっちゃあダメだ。
K
K

ミニバスでもスクリーンプレイは、結構やったよな。でも、Bunコーチの話を聞いたら、簡単に考えて上手くいくものじゃないと理解できたなあ。スクリーンを学ぶなら、オンボールだけで、最低5種類の使用法を知るべきなんだって。それに対するDEFだって必要だもんね。もう一度学び直そうっと。

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