バスケ・デイリー配信  「コンディショニングの本質」「クラーケン伝説・コロナ空気感染」  

北欧のクラーケン伝説、知っていますか?  R2.7.24 LINE 配信済み


クラーケンとは巨大化したタコやイカに類する「海の怪物」。クラーケンを題材にした小説・映画は結構多いです。2ヶ月ほど前、TV でダイオウホウズキイカの番組が放送されました。大王イカはよく知られていますが、これは初めてでしょう。体長 12 ~ 14m、触腕(獲物を捕らえる長い腕)を含めると、20m にも達することがあるそうです。触腕には5 cm もの回転式カギ爪。こんなのに巻かれたら……。南極大陸の周りには、「周極流」というとても冷たい海流が流れています。水温が低いとたくさんの酸素が溶けますよね。それが生物を巨大化させる理由のようです。しかも、サメなどの捕食者は冷たすぎて生活できないのです。自然の驚異に改めてビックリ。海洋生物は謎だらけです。未知のウイルスも、少しずつ正体が解明されつつあり、春頃の不気味さは減りましたが、安心には早そうです。

クラーケンイメージ

コロナは空気感染するのか?   R2.10.12 LINE 配信済み


世界の疾病しっぺい対策を牽引けんいんする米疾病対策センター(CDC)が、「空気感染はときどきある」と、先日発表。接触感染と飛沫感染の論議に変化が出始めています。CDC は、9 月中頃「空気感染もありうる」と発表し、その直後、訂正し直すというドタバタをしました。ずっと空気感染を否定してきたメンツを守るためとか、対策に後ろ向きな政権への配慮とか、言われています。これに対し、世界保健機関(WHO)は、7 月上旬に「密集した換気の悪い空間では、可能性あり」と見解を述べています。ただ、WHOが空気感染の可能性に触れたのは、この時が初めてじゃないんですよね。コロナ情報① 4/2 発信を見てもらえればわかりますが、この段階で「エアロゾル」について、皆さんにお伝えしてあります。なぜ今その話題なの?それはですね。冬に向かい紫外線量が低下、ウイルスの好きな乾燥と低温の時期が、そこまで来ているからです。(乾燥は、ウイルスが水滴等に捕まりにくく、漂いやすくなる)
第二波は来ないほうが良いに決まっています。でも、目をそむけるわけにもいきません。「幽霊は人気ひとけのない所に出ます」人々の関心が薄らいだ頃、不気味なことがおきやすいものでしょう。寒さゆえ、密閉空間も多くなりがち。気にはかけておくべきですね。

練習生原稿 4「コンディショニングの重要性」   Sugi Academy H31.1.22

今回は、コンディション作りに関する話の1回目。まずはコンディショニングの第一歩を学んでくださいね。後々、パフォーマンスアップ、体調管理、身体作り、ケガ、障害防止など、様々な話題が出てきます。見方を変えれば、動きの原点ともいえます。おろそかにせず、勉強しましょう。「ジャンル別 目次」で検索。

身体のコンディションを整えることは、安定した動きを発揮し続け、ここ一番の場面で十分な結果を出すためにとても大切だ。コンディションのくずれ(例えば、風邪)によって、重要な場面で思い通りに身体を動かすことができなければ、どれだけ素晴らしい練習やトレーニングを積み重ねてきたとしても、最高のパフォーマンスを発揮できない。

コンディション Condition を直訳すると、身体の「状態」や「調子」。しかし、これではやや漠然ばくぜんとしている。「コンディションが整った状態」とは、スポーツを行う上で「動きやすい状態」、もっと言えば、「最大限の技術を発揮出来る状態」と考えられよう。試合において、技術や特徴を活かせなければ、何のためにハードな練習を行うのかという目的すら失う。試合でよい結果を出すには、技術練習やフィジカルトレーニングが必要なのは当然だ。しかし、ハードな練習やトレーニングを行うほどに、当然コンディションも崩れていく。身体に違和感がある状態で無理な練習を続けると、さらにコンディションを悪化させることを理解しておこう。先日説明したように、若い頃は、栄養を取ってぐっすり眠れば、通常、疲労は1日で抜ける。残ったとしてもひどく気になるほどではない。しかし、オーバーワークが重なると、疲労が蓄積ちくせきし常にだるい、力ややる気が出ない等の状態におちいる。これは危険信号、怪我の確率も非常に高くなる。こんな言い方が適切かどうかわからないが、いついかなる時もがむしゃらに頑張がんばることこそが美徳びとくと、世間一般に思われているのかもしれない。確かに、長く競技を続ければ、「ここは、怪我けがを押してでも踏ん張るしかない。」そんな場面に出くわすこともある。だが、それは常のことではない。そして、コンディショニングは疲労の話だけにとどまらない。これまたチャレンジデーで説明したように、待ち時間に体を冷やさない等も、パフォーマンスを保つ重要なファクターなのだ。

上述のように、過労や冷えが原因で思うように動けない状態のままゲームに出たり、ハードな練習を行ったりすると、無意識の内に無理な負荷ふかのかかる動きを頑張ってしまう。だが、頑張って動きを作ろうとしても本来の動きとは違うので、それが結果的に必要のない余分な筋力の使用を強制し、十分な技術を発揮出来ないばかりか、誤った動きのパターンを神経に覚え込ませる危険すらある。私の口癖くちぐせ「正しくドリルする」も不可能となろう。

ここまでは、練習全般におけるコンディショニングについて述べた。では、試合(大会)が近いときは、どんなことに気を付けるべきか? 生徒諸君に知ってほしいコンディショニングには、大きく分けて3つある。まず、1つ目。試合前1週間は調整期間であり、毎日アホみたいにハードワークする時ではないこと。食事内容・睡眠・適度な緊張とリラクゼーション・試合に臨む強い意志の維持等に心がけることだ。もちろん過労は厳禁だが、体力を落としてもならない。2つ目は大会当日の試合前までの過ごし方。具体的なアップの仕方も含め、気の緩みや過緊張(あがり)は大敵だ。3つ目は、ゲーム中から終了後の心身のケア方法。これらの問題にどう対処すればよいかの具体は、また別の機会に教えよう。大会前の過ごし方 https://saschool-blog.com/?p=2031

最後に、心の持ち方ではなく、実際の身体コンディショニングの方法について少し触れておく。体はどのように整えればよいのだろうか?一般的に行われているのは、硬くなっている筋肉をマッサージなどで「ほぐす・緩める」、あるいはストレッチなどで「伸ばす」方法。スポーツ界で数十年も前から行われている。疲労して硬くなった足の筋肉をほぐしてやった経験は、私にも何度もある。ただ、何もせず放っておくよりかは随分ずいぶんましだとは思う反面、効果の持続は期待しにくく、すぐ疲労がぶり返す。身体というのは骨格や筋肉、神経、血液やリンパの流れが連動している。ゆえに、一部分のみケアしても、焼け石に水の例えだ。だが、スポーツ医学に精通し、的確な処置の出来る人はまれである。私自身、そこまでの知識や技術はない。おそらくは、トレーナーですら多くは例にれない。そう捉えれば、一般の選手・コーチに出来ることは、極めて限定的。これまでの通例をなぞるだけである。 極度のオーバーワーク対策 https://saschool-blog.com/?p=2050

では、余分な筋肉の緊張が無く、インナーマッスルにコントロールされた安定感のある、滑らかで動きやすい、しかも疲れにくい状態を作ることは不可能なのか? 世間の認知度は低いが、もう、そういう論議の時代だと思う。実際、ラッキーなことに、魔法のような施術の出来る方が私の友人にいる。重要な大会(最後の中体連など)を前に、最高のコンディショニングを望む生徒は、言ってほしい。私から頼んであげよう。幾分、費用はかかるけどね。

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