バスケ配信  フリースローにおけるポジショニング

練習生原稿124「フリースローシチュエーション」    Sugi Academy R5.10.26

あまり聞かない言葉だろう。フリースローの状況で、どうするのがいいかを考えることだ。もちろん、OFFとDEF双方にとり注意すべき事があるが、主となるポイントはRebをどう確保するかだ。まずはその点から話を進めよう。そもそも、Rebってどういう形が理想なんだろうか?下図はマンツーマンDEFで、シュート後のRebをとろうとしてる場面である。

DEF Rebなら、原則5人が内側をがっちり押さえれば勝つ。だが、OFFの立場ではそれをやらせないことが大事、つまり、点線のように動いてペイント内に場所を占めるのだ。DEFが仮に15cmデカかったとしても、2人がかりで戦えばOFFが勝つ確率は高くなる。だから、3ヶ所を押さえることはかなり大切なんだよねえ。でも、これはあくまで理想の話。実際には、の位置からRebに参加するのは結構しんどい。相当量の練習を必要とする。

Rebを取りやすいOFFの仕方ってのもある。しかし、それを話し出すと長くなるので、今回は見送って、本題の「フリースローにおけるReb」へと話を進めよう。

ここからがS.A.理論。フリースローシューターって、自らRebに飛び込むこと案外少ない。シューター以外の5人は、シュートボールがリリースされた瞬間に動くことができる。つまりレーン内に入れる。だが、シューターはルールでそれが許されてない。ボールがリングに当たるまで飛び込めないんだ。しかも、一番遠くに居る。跳び遅れるのは当然だよね。でも、Rebが得意なFやCなら、飛び込んでくるかも。あるいは試合残り時間1秒で2点負けてたら、わざと外して自分が拾い、2点取って延長戦狙いするかもしれない。これらのように例外的ケースはあるが、通常条件なら、シューターブロックせず 位置に入り、Rebトライアングル作ることを提案したい。

「Reb三角形作るメリットは?」ボールがどの方向に跳ねても誰かが取りやすいこと。正面に来れば思い切り×が取れる。もし斜めや横方向に跳ねても、××を助けてOFF Rebを2:1でやっつけることができるんだ。OFFが10~15cmデカくても、勝てる可能性は随分上がる。だから、×はチーム内で一番デカく強い選手がいい一番強い人が最も広い範囲をカバーすることは理にかなう。もし可能ならだが、× 位置に入るとき、ちらっと横目でシューターの様子を確認しておこう。仮にOFF Rebにサイズがデカく強烈な選手がいたとしよう。その選手にスクリーンアウトで対抗できる味方DEFがいないなら、×が押さえるしかないだろう。だが、頑張れば対抗できるケースは多いと思う。

「ボールリリースと同時に入る」、それくれぐれも遅くならないようにね。あと、上述した例外的ケースへの対応をお忘れなく。今回OFF Rebの勝ち方・工夫には触れてない。多少の工夫はできるけど、同じくらいの身長・技術だと、フリースローReb勝つのはやや難しい。

ブンコーチ
ブンコーチ

最長身DEFがボールをRebすれば、速攻へのパスも出しやすい。当然走りの展開は速くなる。逆に、OFFチームとしては、ボール獲得へ執念を見せるべきではあるが、現実的に厳しい場合が少なくない。そんな時最も警戒せねばならないのが、ブレイクされないこと。パサーヘのプレッシャーやセーフティーの配慮だ。こういう所が雑だと、簡単に2点献上し、痛い目に遭うのはよく見られるね。

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