自然との共生 R6.4.1 LINE新着配信
昼食を済ませふと外を見ると、大型犬の背中らしきもの。ゆっくりと右から左方向に移動していきます。「それにしては何か変?」石壁で隠れ全身が見えないのです。リードを持った飼い主はいないし、そもそもこの辺りで大型犬を見たことがありません。片付けもせず、よく見えそうな2Fへ駆け上がり付近をキョロキョロ見回したのですが、時既に遅し。姿を見失ってしまいました。諦めきれず、もう一度よく観察。すると、電柱の向こう側の植物がガサガサと揺れていたんです。
スマホカメラ片手に、電柱根元を照準に収め、正体を突き止めようと狙ってたのですが、低木が揺れるばかりで一向に姿は見えません。僅かに口付近の一部が、ツンツンと覗くのですが……。そばに近づくわけにもいかない、逃げてしまいます。明らかに動物、さて、皆さんこれなんだと思いますか?
10分以上粘ってたんですが、正体を現さない。痺れが切れかかった頃、幸か不幸か軽トラックが接近。奴はその気配に慌てて飛び出したんです。それが右の写真。ダッシュしてるのでピンボケ状態、全体は見えたものの未だ正体不明。さて?
坂を駆け上がり、トラックの気配が消えた所でストップ。やっと顔をこちらへと向けてくれました。それでも分からない方が多いでしょうね。そう「ニホンカモシカ」です。古来より日本人とともに歩んできた動物。肉もツノも狩猟対象となってきました。乱獲されたので、ニホンカモシカは現在は天然記念物となっています。
3年ほど前にも、1度見かけました。ただそのときは、もっと爺さん(婆さん)だった気がします。何となくもっさりのイメージ。でも、今回はちょっと違います。精悍な顔つき、やや小ぶりの体躯、若者なんでしょうか。現在では、出会えれば幸運の証ともされています。それにしても、こんなそばに……、動物園ですね。
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