大型爬虫類の謎 R4.7.1 LINE新着配信
恐竜はいつ地球上に現れたのでしょうか?正確に言い当てるのは難しいですが、中生代のジュラ紀(2億1200万年~1億4300万年前ころ)には、かなり栄えたであろうと言われています。でも、映画によく出てくる最強の恐竜ティラノサウルスは、ジュラ紀に続く白亜紀(6600万年前頃まで)の終わり頃に現れたと考えられています。6800~6600万年前、北米大陸中心に栄えたようです。この頃の最大は13mの体長、ティラノサウルス属の種としては、T-レックスが有名ですね。
R3.4.6配信ブログでシーラカンスを扱いました。3億5000万年前の話です。魚類がやがて両生類として陸に進出、そして、哺乳類と爬虫類に分化したのでしょう。爬虫類とて最初から巨大だったわけじゃないと思います。たとえば、前述のティラノの先祖は、ジュラ紀後期に栄えていたグアンロンという3m程の肉食竜だったといいます。トリケラトプスの先祖(サイのような恐竜)である草食竜を捕らえて食べてたようですね。そしてそれらが、北米に渡ったとされます。誰が見たわけでもないですが、ジュラ紀は、気候が温暖だったそうです。植物も含め、多くの生物が巨大化していったのでしょう。長崎県で歯化石が発見され、約8100万年前の日本にも比較的大型(8m程度?)のティラノサウルスの系統が生息していたことが明らかになっています。9000万年前頃?の北米大陸には、アロサウルス類に入るシアッツという恐竜が、捕食者の頂点にいました。しかし、気の遠くなる期間を経て大進化を遂げたT-レックスが、やがて最強の恐竜という地位を手に入れたのです。まあ、聞いた話ですがね。
ジュラシックパークで見たように、当時は大型爬虫類の王国だったのでしょう。しかし、ある時突如、恐竜は絶滅します。それが白亜紀の最後です。原因については、私の若い頃から幾つかいわれ、論争がありました。絶対的な証拠までは示せないのでしょうが、現在では、「隕石衝突説」が有力です。1991年、メキシコのユカタン半島の地下に大きなクレーターが見つかりました。白亜紀末には、そのあたりは浅い海だったと考えられていて、直径10kmの隕石が落下し、地表にものすごい衝撃を加えてクレーターを作ったというのです。隕石衝突直後の影響として大きいのは熱。目撃できる範囲内の可燃物は、熱放射で焼き尽くしたとされます。その外側でも超音速の熱風が吹き抜け、溶融して巻き上げられた岩石が赤熱のまま降り注ぎ、マグニチュード10程度(3.2.14ブログ参照)の巨大地震、数百mの巨大津波、その後も降り注ぐ酸性雨……まさに、この世の終わりを告げる災害が地表を蹂躙しました。どこまで真実でしょう?私にはわかりません。でも、最新のコンピュータシミュレーションでもその可能性に言及してるようです。そんな中、深海生物は生き残ったんですよね。シーラカンスが証拠です。もしかして、巨大魚竜なども生存してるんでしょうか?ロマンは尽きません。
練習生原稿89「Spot解説 ビハインド・ロールの勘違い」 Sugi Academy R4.5.15
原稿41改訂「必殺!瞬間抜きと必須のファンダ」、ブログ3.7.11配信において、S.A.ドライブの詳細を説明した。その最後部分に「ブン爺の独り言」があったろう。https://saschool-blog.com/?p=1616 今日の原稿は、それをSpot解説する。40年以上も前、これらの技術を県下に紹介し広めた時、声を大にして、もっときちんと伝えるべきであった。若かったし、そこまで配慮できなかったんだ(自チーム優先になってしまった)。だから、見よう見まねで適当なやり方が流布してしまったのだろう。そう考えれば、過ちの原因を私自身が作り出したともいえる。今となれば、その点を大いに反省している。
実際、選手らがビハインドやロールを練習や試合中に使っているが、非常に効果的な抜き方が出来てるか?ほとんどが中途半端、せいぜいキープするのに一役かっている程度のことが多い。それは一体どこに原因があるのだろうか?最大の間違いは、ボールの移動方法だ。手のひらを横向きにして、ボールを引っかけるように動かす例が大勢を占める。「えっ、えっ、それじゃあ違うの?」と疑問を持つ人が、圧倒的であろう。無理もない。おそらくは、こんな細かい指導、どこでもやってない。世間の大半がそうなら、いいんじゃねえ?と思うかもしれないが、それは逆。だからこそ正しく学ぶことで、最大効果に繋がる。他を引き離せるんだ。写真1は、右ドリブルからのチェンジ、誤りの例だ。手のひらが左を向き、指先が後方を指してるのがわかるだろう。 *分かりやすいようボールを止めた状態で撮影した
この時の「正しい手のひらの向き」は、ビハインドとロールでは明らかに異なるが、いずれも写真1のようにはならない。どうあればいいのか?まずはビハインドから説明しよう。写真2を見てほしい。手のひらが前方を向き、指先は床を指している。この状態から、手首を30度ほど左にねじり指先でボールを弾くのである。ボールの高さも重要。水平くらいまで上げる人多いだろう。それバツ、プレイが遅れる。この動作は、必要最小限の動きだ。
ちょっぴり難しいんだが、よく聞き考えてほしい。ボールを引っかけて回すと円軌道となり、ボールの移動距離が長くなる。2番の写真で高く上げた場合も同様だ。3番の腕全体を使えば、動作が大きい分だけ時間がかかり、DEFに読まれやすくもなる。これらは全て、スピードダウンの原因。いかに最速を目指すかというS.A.ドライブとは真逆なんだ。小さい動作ほどDEFは見にくく、スピードも速い。また、このようにホールドすれば、ストレートドライブへの戻し(リターンドライブという)も可能。スキルの幅がグッと広がるぞ。
つまり、チェンジ動作が最大スピードで完了するということになる。しかも写真3のようにボールを叩くと、ボールが身体の前まで一気に飛び出す(動画1)。もうそれだけで、十分DEFを抜き去れる。ボールを移動する距離は、ヘルプDEFなどの位置も関係するため、自在にコントロールできるようにならねばダメなのだが。ほとんどの選手は、この距離が短すぎて、一発でDEFをかわせないんだ。酷い人はボールが尻に当たらないよう身体を反らせたりする。全く使い物にならない。ボールのホールド位置や形は、「もう一つ重要なスキル」に影響するが、理解するのがなかなか難しいため詳しくは述べない。(Bunコーチが話してるリターンドライブのこと、上級グループには説明済み)。ボールのホールド位置や形の実践は、4.3.2配信ブログ「Super Drive の基礎作り」掲載の動画「③サイドV右」を参照してほしい。https://saschool-blog.com/?p=2416
次はロール。これもほとんどの人は、手首を曲げてボールを引っかけるように回すだろう。それ全然ダメ。ダブルドリブルになる可能性が極めて高い。そもそもロールを使う場面を本当に理解できてるか?DEFの右を抜くケースで説明しよう。右を抜こうとOFFが一歩踏み込む。ここでDEFが遅れれば、スピードで抜けばいいだけだ。でも、抜けるか微妙なケースが多い。その時さらにもう一歩(左足)踏み込んでみる。そこで抜けないと判断した時こそ、ロールが絶大効果を発揮する。DEFのコースチェック移動で出来た左スペースを、思いっ切りロールターンで抜くんだ。DEFがほとんど位置を変えてないのに、OFFが一人で勝手にくるくる回ってるロール、ものすごく多いなあ。だから抜けない、実践で役立たない技術に成り下がってる。ポイントは「2歩目踏み込み」に合わせた「ストレートのストロングドリブル 動画2」このように突くと、ボールが手のひらを押す。僅かな間だが、慣性の法則によりボールが下に落ちることはない。気をつけるのは、強く突くけど高く上げてはならないこと。勢いが弱まって落ちやすくなるし、余分な時間を消費する。他にも理由はあるが、ビハインド同様難しいので、その説明を省く。
当たり前のように見聞きし練習してきた、なじみあるドリブル。そこにも、これほど深いファンダ要素が存在する。改めて、バスケットボールという競技の深さを感じてもらえただろう。S.A.ドライブは繊細かつ合理的。面倒というならやらねばいいだけ。だが所詮、誤魔化しのドリルでは、本物のスキルなど身につかないのである。
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