バスケ配信  突き指・足首捻挫に便利、簡易テーピング法😎

練習生原稿85「痛みや再発を防ぐテーピング術」     Sugi Academy  R3.12.25

ブンコーチ
ブンコーチ

スポーツにケガはつきものだが、痛みを軽く出来たらラッキーだ。その方法にテーピングがある。でも、本格的にやるのは結構難しい。そこで、素人でもやりやすい巻き方を説明する。突き指などは、よほど酷くない限り、練習を休む人は少ないよね。そんな時役立つぞ

看護師
看護師

大人の話になるけど……。年を取って身体の部品が古くなると、ちょっとのことでケガしやすいのです。特に「若い頃スポーツの得意だった人は、要注意」と、Bunコーチも言ってたわ。身体の衰えに気づかず、つい、昔のイメージでプレイしちゃう。アキレス腱断裂など、よく動けた人に多いようね。今日は、キネシオテープの具体的使い方までやらないけど、アキレス腱の保護などにも配慮しましょう。

この頃凄くケガが多かった。原因は様々だが、練習できなくなるのが辛い。ケガの種類や発生原因は別原稿に譲り3.12.10配信 https://saschool-blog.com/?p=2184、今日はケガへの対処法として「テーピングの仕方」について解説する。まず、断っておきたいのは、「本格的テーピング」ではないこと。きちんとした正しいテーピング法はあるが、しっかり勉強したんじゃないので、それは私には出来ない。そもそも、トレーナーでも目指さないと、そこまでやる人は少なかろう。だから、解説するのは「簡易テーピング術」だ。といっても、効果は十分。ケガの症状に合う原理を踏まえて、経験的に使ってきた方法なので、痛みを抑えたり再発を防いだり出来る。正式に巻くと効果絶大だが、巻き方の難しさ・巻き上げる時間・テープ使用量など問題も多い。そうした±を理解し、読み進めてほしい。頻発しやすいのは「突き指」「足首捻挫」。無論、それ以外のケガもあり得るが、しょっちゅう起きる2つに関し、対応法を話そう。

まず、テープの種類を知ってほしい。大きくは2つ。茶色っぽくて伸びる「キネシオテープ」、白色で非伸縮性の「スピードパック」だ。どちらもテープ幅は数種あり、使い勝手が異なる。私が薦めたいのはキネシオの5cm幅、スピードパックの5cm幅と1.5cm幅。なぜそんな違いがあるのか?それは症状別に使用法が違うからだ。キネシオは、筋肉の補強に用いる。そして、スピードパックは関節や骨の固定である。細かな使い方は他にもあるかもしれないが、概ねそういう区別でずっとやってきた。つまり、キネシオは、疲労がたまり「足がつりそう」、アキレス腱の保護、打撲して筋肉が固い、肉離れが怖いあるいは肉離れした箇所の保護、運動量がかなり多く筋肉痛気味などの場面に効果を発揮する。一方、スピードパックは、捻挫した関節を動かさない、回復しつつある骨の損傷部位を守るというのにも役立ちそうだ(後者の使い方をしたことはないが)。とりわけ、捻挫した関節を固定することで、痛みを軽減し2度目の受傷を防止するという大切な意味がある。ただし、「痛みを軽くする=治る」ではない。治りきらないうちに動かせば、治りは遅くなるし痛みも強くなる可能性が高い。それを承知でやらざる得ない場面もあるということ。望ましいのは気にならない程度まで回復してきた時。その際、テーピング効果はかなり期待できよう。

「突き指」「足首捻挫」とも、スピードパックを使う。突き指用が1.5cm、足首用が5cm(幅が狭いと、引っぱった時肉に食い込む)だ。本文を読み、添付した動画解説も合わせて利用願いたい。

テープ種類と突き指処置

まずは左の動画を見てほしい。突き指の対処法を説明しよう。非常に簡単だ。

突き指……仮に第2関節を痛めたとする。ぐるぐる巻いちゃっても痛みは抑えられる。でもそれだと面倒だし、指が曲がらないのでドリブルやパスキャッチが困難だ。そこで、テープをまず、7~8cmほどの長さに切る(長さは指の太さにもよるので目安)。その両端から、真ん中に縦の切れ目を入れる。そして、テープの中央部分だけ切らずに残す。残すのはほぼ1cmくらい、指の幅だ。この例なら、両側から3cm位ずつの切れ目、真ん中が切れてない部分1cmとなる。さて、貼り方。切れてない中央部を手のひら側の第2関節に当てる。次に、切れてる部分を引っ張りながら、手の甲側で交わるように貼る。すると、指の外側関節部が出て、その上下でテープが×印になる。たったのこれだけで、指は曲がるし痛みもほぼない。

足首捻挫……足首は骨の構造上、よほど異常でない限り、内側にしかねじれない。そして痛める場所の多くは、外くるぶしのすぐ前部分、前距腓靱帯ぜんきょひじんたいだ。だから、内側への捻れ(内転)をとめてやれば、痛みを感じにくくなる。例えば右足首の捻挫としよう。 テープの先端で、まずは、外くるぶしと前距脾靱帯全体をおお。次に、テープを伸ばし足の内側に向けて巻き始める。ここでは、テープを強く引っ張る必要はない。ごく普通の力だ。そして、テープが足内側から足の裏に移る頃力を入れてテープを引っ張るんだ。力を入れたまま足裏に貼り、足外側に到着。ここでも力は抜かない。そのまま足の甲へ斜めに巻いていく。その時、必ずくるぶし上を通過することが大切。そうすると、患部が2重に保護される。後は適当な長さでカットすればよい。突き指に比べると少し技が要る。だが、これだけで痛みをかなり軽減できるのは魅力だろう。しかし、これは受傷部位の保護的使用法。痛みが酷い内は、我慢強く治すのが先決、忘れてはならない。最も薦めたい使い方は、治ってから2度目の再発予防。簡単に自分一人でも巻けるのだから、暫くの間は是非、予防のためのテーピングをしたい。一度捻挫すると、再度やりやすいんだ。痛みが少し残る状態で動かざる得ない場合(大会など)には、1cm位ずらして2重巻きすれば、さらに効果が強くなるぞ。

足首捻挫1
足首捻挫2 
足首捻挫3
足首捻挫4

スピードパック5cmと1.5cm、キネシオ、早速用意しとかなきゃ。コールドスプレーも持っておいた方がいいんですって。最初だけ少しお金かかるけど、1回用意すれば、しばらく大丈夫みたいので、いざという時に備えようっと。ブンコーチも持ってるって言ってたわ。

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