練習生原稿24「技術向上(スキルアップ)の方法」 Sugi Academy R1.11.2
活火山が目の前に、一山(山の単位、峰・座なども)あったとする。何年もの間、「いつ噴火してもおかしくない」といわれ続けてる。そんな場合、地底にはドロドロのマグマだまりがあり、エネルギーを蓄えている。そして、噴火のきっかけを待っているのだ。つまり、きっかけ(例えば大地震かな)があれば、瞬時に爆ぜる。
バスケの技術もそれに似ている。「爆発に必要なエネルギー(マグマ)を貯める」とは、「練習を重ねてファンダメンタルを身につける」こと。そして、ちょっとした練習法の工夫や、1:1での成功などがきっかけとなり、技術が開花する。
前回、デビジョン(センターライン)から2ドリでシュートする練習をやった。それまではもたもたしてた生徒も、ほとんど2回でできた。「いきなりできちゃったよ」と少し驚いた人もいるかもしれないが、いきなりではない。ここまでの何年かドリブルを突いていた事実があり、そこへ「突き方のポイント」を学んだからできたのだ。つまり、マグマはすでに貯まっていた。
スキルアップするには、効率的な練習法を選択し、正しいドリルを行うことが求められる。言うほど簡単ではない。「効率的練習の提供」「正しいドリル」両方とも、細部まで十分な理解と配慮が要求されるからだ。S.A.練習会では、前者は私が責任を持とう。問題は後者の「正しいドリル」だ。これは生徒一人一人の力にかかっている。無論、ポイントや練習のやり方は説明する。だが、それを繰り返し行い、技術を丁寧に習得するのは君らの仕事である。そこで、技術を短時間でしっかり身につける方法があれば、どんなに嬉しいだろう。今回の原稿では、その方法を紹介する。前回前々回の練習時、具体的に話したことを文章にまとめてみた。実際の練習会で聞いた説明を思い出しながら、このプリントを読んでほしい。君たちのスキルアップにとって、相当重要な内容だ。「レッグスルーの習得」を例に、解説を進めよう。
うちの子達にもブログ読ませて、この練習法を紹介しなくちゃ。かなり大事な考え方だわ。図では右手ドリブルの説明だけど、左ドリブルでもやらなくちゃ。
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