自律神経が乱れる R7.12. 4 LINE新着配信
多くの人が経験し悩んでる「すぐ目が覚めて眠れない、足が冷える」など、すごく嫌ですね。睡眠に関する問題点を分析し、改善に資するのが今回の目的です。若くて元気な内は、ねたりないほど眠れるものですが、年を重ねるごとに自律神経(交感神経と副交感神経)が乱れやすくなるそうです。年齢以外の要因は幾つかありますが、「寒暖差」などもその一つらしいですね。「自律」という語が示すとおり、意識してなくても働きかける神経のことを自律神経と言います。例えば、眠ってる最中、呼吸しようとか考えてないでしょう。食事の後ひとりでに消化が始まりますよね。こういう作用を推し進めたり緊張を高めるのが交感神経、作用を押さえたりリラックス状態を作るのが副交感神経です。逆の働きを持つ2つのバランスが取れてれば健全な状態です。
副交感神経は、睡眠中によく働くのが本来ですが、機能低下に伴いリラックス作用の効果も下がるんだと。「十分な眠りが得られない」と疲れが残る、パワーが出ない、酷くなれば病的な神経症状まで起きかねないです。では、副交感神経の機能低下の原因は、老齢だけなのでしょうか? 自律神経は、血管や各内臓至る所にあります。仕事のしすぎで首や肩が凝る、身体の冷やしすぎ・使いすぎで筋肉が固まる、神経が圧迫されるような状態で睡眠に入っても、副交感神経のリラックス作用は期待薄でしょう。不眠や冷えに悩まされることは容易に想像できますね。だからこそ、健康的な入浴法(ブログ他記事参照)やマッサージによるほぐしなど(血圧関連のブログ記事参照)が大きな意味を持つのです。
凝りのほぐし方を説明します。まず「首を右へ傾けます」同時に「右肩を持ち上げ」、「首の横側と肩がぶつかるよう強~く密着」させます。そのまま呼吸を止め、15秒間数え続けるのです。そして、一気に緩め、大きく1回呼吸します。次は、左側。やり方は右同様です。大抵1回でOKですが、凝りが酷いときは2セットどうぞ。日中何回かBun流降圧法をやれば、脳への血液循環を良好に保ちやすいという意味……。次も同じく首肩の圧迫ですが、静止せず首肩がこすれ合うように動かしながら、左右交互に10回くらい。3つ目は、両手のひらを組み頭頂部を下へ押さえ、首筋を伸ばします。そして、そのまま頭を起こし両肘を広げ、後ろに大きく反らせるんです。すると肩甲骨周囲の筋肉が伸縮します。意外と見落としがちなんですが、この肩甲骨まわりのほぐしは重要です。(前へ曲げるとき息を吐き、反らせるとき深呼吸です)自宅にいるときは、手のひらを後頭部に当て肘を開いたまま、上半身を左右にねじる運動も3回くらい入れています。
もう一つは頭皮マッサージです。両耳の上辺にある側頭筋、疲れが酷くなると固まって動きが悪くなります。これも自律神経の乱れに繋がるようですね。触ってみて硬ければ指の腹で上下左右にマッサージするといいでしょう。また、首の凝りは後頭部下辺と首筋の境辺りにも現れます。硬くなって、まるでビー玉でも入ってるみたいなコブ状の盛り上がり、ブン爺は結構気をつけ、マッサージしてます。まあ、全部やっても3分程度で済むでしょう。小さな心がけが大きな成果に……。
次は寝具の話です。4~5万円以上の高級布団なら暖かいかもしれませんが、爺さんが使ってるのは1~2万円のもの、発熱素材の掛け布団と敷きパッド・毛布中心にトゥルースリーパー入れてます(寒さの厳しい時期には布団もう一枚、自宅が市街地か山間地かなどで差異はある)。それを承知で聞いてください。寝具は金かかりますよね。これだけでもかなりですが、だからといって、十分暖かくぐっすり眠れるかというとそうでもないのです。
そこで考えたいのは、寝るときの服装です。11月頃は安物のトレーナーセットのズボンと靴下、上はハイネックシャツ1枚でした。そう酷く寒さを感じなかったんですが、次第に冬本番、足の冷えが強くなり眠りが妨げられるようになったんです。それで改善の第一は、トレーナーの上を着て2枚で寝ること(12月頃)。暖かさがかなりアップしました。しかし、依然足の冷えが抜けきれません。第二の工夫は、ネックウォーマーの使用です。正規品じゃなくていいでしょう、爺さんは少し上質のタオルで代用してます。タオルを縦2つ折りにし、首に巻き付け前側でネクタイみたく重ね、シャツの下にしまいます。首全体を覆い、下側はトレーナーの中に入れて冷気が当たりにくいようにするんです。大成功でした。毛布にくるまってるだけよりはるかに保温できるんです。これを機に、足の冷えもかなり気にならなくなりましたね。

やはり、首肩周りの冷えは大敵ですね。暑い時期の試合中、放熱のため首筋を冷やします。太い血管に温かな血がたくさん流れてるんですね。冬はその熱を逃がさないことが大事。就寝前せっかく一度ほぐしても、寝てる間に冷えることで凝りがぶり返すのでしょう。結果、副交感神経の機能低下に繋がると考えれば、つじつまが合いますよね。首全体をカバーしてください。それでも寒いというなら、レッグウォーマーの併用もありかも……。
まあ、身体の不調原因は様々考えられるので、これだけじゃないでしょうが、今回は自律神経の乱れに着目してみました。納得いった方は、試してみてください。


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