AI技術の躍進 R7.9.19 LINE新着配信
2024年ノーベル物理学賞を受賞した「AIのゴッドファーザー」ジェフリー・ヒントン氏が言います。AIの進歩は予想以上に速く、ひとたび人間の知能を超えたら、AIに乗っ取られるのを防ぐことはできないかもしれないと。4月26日に放送されたCBSのインタビューの中で語ったそうです。同様の映画が過去何本もありましたね。フィクションの世界に現実味が出てきたんです。
ヒントン氏は「あなたより知的なものは、あなたを操ることができるだろう」と警鐘を鳴らし、その上でAIの進化を虎の子育てに例えました。「虎の子どもはとてもかわいらしい」「ただ、大きくなった時にその子があなたの命を奪うことはないと確信できない限り、警戒すべきだ」と。
人類は多くの発展とともに、幾つものミスを重ねてきました。気候変動のように取り返しの付かない事態をも招いています。過度の利権追求・薄い関心・浅い疑念が生み出した自然界のモンスター。それがテクノロジーの世界で起きないという保証は、全くありません。爺さんも多少興味のあるAI技術、でも危険とすぐ隣り合わせにあるのかもしれません。
練習生原稿141「Around ザ・フープ」 Sugi Academy R6.11.1
「Mr.Basketball」の称号を与えられたバスケ界の偉人「ジョージ・マイカン」。彼が活躍したのは1940年代、当時はデカい=ノロいというイメージがバスケ界にあり、巨体の選手は珍しかったという。ブン爺の生まれる前の話ゆえ実感はないが、今でいうPG程度のサイズが多かったらしい。マイカンは208cm、飛び抜けたサイズの上、動きが素早くDEFの脅威となった。その彼がよく練習してたのがゴール下のシュート。様々なシュートパターンの確率を高め得点を量産した。現代バスケットでは、トレンドである3Pシュートを練習する人は多い。しかし、当時はスリーなんてなかったし、インサイドをきっちり攻めて2点取るのが重要だったんだね。
もちろん、その考え方は現在も生きている。あちこちの記事で書き綴ったように、3Pは重要だが、トップレベルでさえ当たり外れが大きい。ゴール周りでの得点への意識が希薄となり、練習が疎かになってる技術の一つであると思うなあ。
ゴール下シュートの確率を上げるため、マイカンがやってたのが「マイカンドリル」。ペイントエリア周辺のフィニッシュスキルを改善し、密集したエリア内や不安定な体勢でも確実に2点を手に入れることができる。注意したいのは、このドリル、C専用じゃない。全てのプレイヤーのシュートタッチ改善、ペイント周辺でのスキル向上が狙いなんだ。だから誰もがやるべきメニューだね。具体的には、レイアップ系・フックシュート系・バックシュート系を組合せ連続してドリルすること。どっちの足でも踏み切りどっちの手でもシュートできるようにね。地味で根気のいる練習なので、飽きっぽい選手は続かないだろう。

ブン爺も若い頃、ゴール下でのレイアップや変則シュートの確率を上げるため、いろんな組合せで練習したなあ。むろん、マイカンドリルなんて知らなかったけどね。シュート率を高めようと考えれば、ブン爺みたいなアマチュアでもNBA選手でも、同じようなファンダドリルに行き着くのだろう。フィンガーロールは私には不向きなのでやらなかったが、それ以外はほぼ全部、アンダーレイ・オーバーレイ・フック・フローター・オーバーアウェイ・ツーフットフック・ステップイン・ジャンリバ・フリップシュートもやった。ウォールクロールやスクープショットは名前や存在など知らなかったが(当時多分命名されてない)、大体似たようなのを練習したね。とても楽しかった記憶がある。
退職しS.A.で教え始める前、長年の経験をバスケ原稿としてまとめてた。その頃に書いたシュートドリルの1つが「Around ザ・フープ」である。これはマイカンドリルベースの練習法。いくらかS.A.なりの変化をつけてある。メニュー①~④を続けて練習。
①レイアップを2歩のステップで、左右交互連続10本。シュート後すぐボールを拾い、走って逆側に移動。反対の手でシュートする。
例 右から2歩ステップし右シュート→Rebして左へ走る→左から2歩ステップし左シュート→Rebして右へ走る→反復する
②レイバックを2~3歩のステップで、左右交互連続10本。ゴール横方向に立ち、ベースラインに平行に動く。できるだけ無駄足を踏まず、連続的にシュートする。

③ストップジャンパー左右交互連続10本。①のレイアップドリルより内側に立ち(レーン中)、右ゴール下へ右ワンドリで進む。スクエアストップからジャンパーを打つ。バンクシュートを原則とし、シュート後すぐReb。ボールを持って左側に走って移動、左ワンドリからジャンパー。正しいスクエアストップを心がけ、習慣化する。
④クロスシュート左右交互連続10本。①のレイアップと同じ距離なら3歩がいいだろう。右から始めるには、右・左・右とステップする。シュートハンドは左手。Rebからの動き方は、①とほぼ同じだ。距離を縮めて、2歩ステップでも良いが、その場合の足は左から出る。左側からのシュートでは、左右が全て逆になるだけである。身体の大小で、2歩3歩を選んでも良い。

⑤これは上級者用ドリル。ツーボールを使い、オーバーレイ・リーチバックを左右交互連続10本。①のレイアップドリルと同じ位置からスタートする。違いは、左右の手にボールを持ってること。まず右で普通にレイアップし、シュートハンドでRebする。その後すかさず、左手でリーチバックを打つ。この間、手からボールを落とさないこと。

①~⑤まで出来るようになったら、コーチのやってたコンボ系シュート版を教えてもらえますか?

もちろんOKさ。狭いレーンの中で自在なシュートを決めるのは、気分爽快だね。オラジュワンの Dreamシェイクを身につけるファンダドリルにもなるよ。

私にも是非教えてください。



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