エアコンの話 R6.7.9 LINE新着配信
ご存じでしょうが、エアコンは起動時に多くの電力を消費します。こまめに消したり、つけたりを繰り返していると、起動する度に多くの電力を消費します。設定温度になるまでは電力を多く使いますが、温度に達した後は、安定運転となりそれほど電力を必要としません。
そのため、短い時間の外出(1時間以内)であれば、消さないほうが良いでしょう。一方、2時間や3時間など外出するのならば、一度エアコンを消し、帰宅後にスイッチを入れたほうが電気代はかかりづらくなるようです。エアコンの種類・部屋の間取り・天候などの影響も考えるべきかもしれませんが。
エアコン操作についても触れておきます。空調メーカーの実験結果を基に話します。
①風量は「弱」と「自動」どちらが節電になる?
弱に設定すると、室内機の中を通る空気量が減り、その分、部屋が涼しくなるまでに時間がかかります。「自動」は「弱」と比べて消費電力が3割ほど少ないそうですよ。
②風向は「斜め下向き」と「水平」どちらがいい?
室内機の中に温度センサーがあるので、床の方が涼しくなっても室内機の周りの空気が暖かいと、部屋は涼しくなってないと判断するらしいです。風向を水平にすれば、温度ムラを減らし、節電に繋がります。
③「温度1度下げる」か、そのままで風量を「強」にするか?
風量を強くすると、室内機のファンの回転が速くなります。一方、設定温度を下げると、室外機の中にある圧縮機に高負荷をかけます。圧縮機の方が電力消費量が多いので、それを避けるのは、節電の中でもかなり大きなポイントになるということです。
電気代が高いのはみんなの悩み、少しでも削りたいですね。なお、24時間つけっぱなしでも、安全上の問題はないらしいですが、本体の寿命に多少影響は出るようです。
練習生原稿127「空を舞う力を伸ばす」 Sugi Academy R6.2.21
神伝説となってるマイケル・ジョーダン、誰もが知るスーパースター。1984年のデビュー時から見ていた。彼ほどの選手でも、身体能力の推移や技術の円熟というものはある。年を経るごとの比較をしたわけじゃないので、その飛翔能力の変化を正確に言い得ないが、デビュー後数年の若さ溢れる時代、そのイメージが私の記憶域を強烈に支配している。
愛称の「エアー」うまく名付けたものだ。大気に溶け込むかのような跳躍、「空を舞う」という語がふさわしい。あんなに宙を漂うのは無理でも、より高く・長く飛びたいと誰もが望むだろう。まあ、我々一般人では「飛ぶ」ではなく「跳ぶ」という表現が妥当だろうが、その思いを叶える練習法を今日は説明する。
高く跳ぶには「ジャンプ力」が必要。目指す高さやジャンプ力養成法は、R3.2.19「どのくらい跳べばいい……」で解説済みなのでそちらを参照のこと。うまい跳び方・効果的な跳び方について話すのが、本日のメインである。大きく分けると、2つの観点になる。ボールをとったりブロックしたりするため、ボールの動きにタイミングを合わせる必要がある。もう一つは空中における安定度だ。つまり、跳び遅れない・早すぎない・体勢がぶれないである。
左図のように、ボールを高い位置にセットする。そこへ2~3歩走り込んでジャンプし、ボールを奪い取る。基本は両足ジャンプだが、慣れてきたら片足で実施するのも役に立つ。やり始めは小4くらいで十分かな。「見てないで飛びつく」という意識を持たせるのが先決。そしてジャンプの姿勢を少しずつ正しくしていく。跳び上がる動作は、通常の走りより危険を伴いやすい。それには十分配慮を。
中級までなら、上述のドリルと、ボールを軽く投げ上げてキャッチするドリルで、かなり練習になる。もっとやりたければ、ボードにボールをぶつけ、跳ね返りを取る練習などを入れるといい。本格的にドリルするのは、中上級くらいになってからを勧める。筋肉への負荷が大きいこと、接触によるケガの危険が高いことが理由だ。上達が明瞭になれば、「タップドリル」がお薦め。ボードへ正面からボールを投げ、跳ね返りに遅れないようジャンプする。タイミングを学ぶドリルゆえ、早すぎ遅すぎはどっちもダメ。ドンピシャのジャンプが要求される。ボールは手で取らずタップして弾き返す。最初の内は2回連続できれば○。慣れてきたら5回連続を目指そう。難易度を上げることは出来るが、これだけでも楽ではないぞ。チーム全体でタップドリルすることも出来る。現役時代、強かったチームのレギュラーは、15人でノーミス連続50回を目安に練習したね。
空中で安定した体勢を保つには、しっかりした身体作りが必要だ。だから、この後のドリルは小学生向きじゃない。だが、Rebの競り合いなどに是非必要な力ゆえ、中学以降では練習価値がある。
Rebへ思い切って飛び込めないのは、ぶつかりや着地が怖いという理由もある。単に飛ぶのが下手というだけでもないんだ。しかし、空中で些かの接触があっても、相手を弾き飛ばすだけのパワーがあればどうだろう。多分平気でRebに参加するようになる。それどころか、空中を支配する喜びさえ感ずるだろう。
そのぶつかり合いの恐怖を軽減するドリルが左図だ。むろん、着地の安定も含めて学ぶことが出来る。上図は、体側でのぶつかり合い、ゲーム中最も多いパターンである。下図のようなケースも学ぼう。背中を少し丸め、空中で一瞬力を入れて踏ん張るというイメージを身につけやすい。初めのうちは、1人が立ったまま図のような姿勢になり、もう一人が軽くジャンプしてぶつかる、そんな感じで段階的に練習しよう。ケガの危険を最大限避けることが出来る。
さらに上達すれば、投げ上げたボールへ2人同時に飛びつき、身体をぶつけ合うドリルが実戦的で有効だが、着地で捻挫等起こしやすいので、かなり習熟してから行うようにしたい。上級者限定でよかろう。
空中接触の際のボディコントロール技術も必要なもの。簡単に飛ばされたら、即ケガに繋がりかねない。良いプレイをするためというだけじゃないのだ。
タイミングを取る・空中バランスを高める、いずれも練習法はまだたくさんある。ボールを高い位置にキープするのに、椅子へ乗ったりも出来る。だが、ジャンパーがぶつからないよう、ホールダーが落ちないよう配慮せねばならない。Rebに限ったことじゃないが、狭いとこでのコンタクト系ドリルは、ケガの危険性が高い。十分の配慮を願いたい。
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