バスケ配信  選手を苦しめる悪い習慣 25チェック

練習生原稿108「バスケ-習慣のスポーツ-」      Sugi Academy R5.2.22

日常生活におけるいろいろな習慣、人それぞれだろう。普段のルーズな行動をほっておくと、知らぬ間に悪い習慣になっていたという記憶は、多くの人が持ってるよね。そして直すのに苦労する。バスケでも全く同様のことが言える。他競技と比べ類を見ないほどスキル量の多いバスケでは、プレイ中にいちいち考えていては間に合わない。その瞬間にベストマッチするスキルが、ごく自然に出てこないようではパフォーマンスを発揮できないのである。むろん、試合中にだって頭を使い考えることはある。だが、ことスキルに関しては、「考える=迷い」となり、ミス発生の確率が非常に高い。「考え過ぎちゃって」という反省の言葉をよく耳にするが、これは「迷っている」のだ。0.1秒でプレイ判断するには、考えてる余裕はない。ベストな動き・ハンドリングなどが、自動的に湧いてこなくちゃダメなんだ。だからこそ、何百何千回と同じドリルを繰り返し練習する意味がある。

視点を変えて考えてみよう。正しくない動き・効率の低い動きを、いったん身につけたらどうなるのか? これはバスケに限らないが、あまりにも多い練習回数ゆえ、誤った動きが「悪い習慣として定着」してしまうのである。そして、それを正しい動きに修正しようと思っても、なかなかに困難。高校生なら、もうほとんど直らないと言っても過言じゃない(まあ、本人の意志や練習法にもよるが)。S.A.が、年齢の上の子達を、新入生としてあまり歓迎しない理由でもある。

さて、この後は、「悪い習慣」の具体例をいくつか挙げてみよう。過去ブログの中で全て記載している内容なので、簡潔な表現で記述した。参考にしてほしい。

①スライドステップの要注意点7つ、特に出だしのリードフット。
②DEF動き出しのやってはいけないクロスステップ使用
③DEFしててシュートされた時、すぐボールばかり見てしまう。
④DEFの際、すぐ首を振ってマークから目を離す(ルックアウェイ)
⑤マークを離し気味に守るルーズDEFしかできない

⑥チェストパスのリリースにおける正しい腕・指使い・姿勢
⑦パスレシーブで突っ立ったままボールを待つことが多く、DEFを振るボールミートができない    ⑧パスレシーブの際に、キャッチハンドを準備してない。
⑨目の前にDEFが居るのに、正面方向へ平気で使うチェストパス
⑩特に外回りで、やたらと使われるバウンドパス
⑪使用場面や使用法のデタラメなワンハンドパス                          ⑫スローインを受ける際のゆっくりで単調な直線的動き

⑬ハンドリングにおける、指を使う部分の誤り
⑭レシーブ・Reb後のボールホールド位置
⑮膝の曲がりが浅いストップ
⑯ピボットを踏めない、踏めてるつもり(軸足の認識、体勢の立て直し)
⑰セットOFFで、味方の動きばかりを追い、DEFを見てない
⑱シュートレンジでボールを持っても、ゴールを見ない・狙わない
⑲バックコートでボール保持した時、攻める方向を見ずに味方の姿ばかりを探す

⑳ドリブルの突き方 弱い・高い・回数が多い・突く場所の区別がない
㉑ドリブルシュートのステップ順やリズムの狂い
㉒ひっぽ投げるようなレイアップシュート、下の方からの両手打ち
㉓レシーブ後、いつでもすぐボールを突いて、ドリブルを始めるくせ
㉔1:1開始時に何気なにげなくスタートする攻撃意識の希薄なドリブル
㉕ゴール付近シュート等での無駄むだなワンドリブル(unnecessaryドリブル

これら以外にもあるが、この25項目が正しく修正されたならどれほどスキルアップするだろうか? みんなのプレイに計り知れないほどの成果をもたらしてくれる。ブログを紐解ひもときながら何回も勉強しよう。小さいうちからしっかり学ぶことが、いかに重要かと理解できよう。だが、現実は厳しい。決して、リトルだけの問題ではないのである。

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