デイリー配信  優しく平穏な社会になりませんかね

ウクライナ、消えることない紛争   R4.2.24 LINE新着配信

例えば、スーパーで買い物し駐車場を出ようとしてます。出口を右に曲がりたい、当然ウインカーは右が点滅。左方向への車の流れが途切れるのをじっと待ってます。左レーンの信号が赤に変わり、やっと流れていた車が止まり出しました。「やれやれ、ようやく出られるかな」と準備してると、出口を塞ぐかのように真正面に止まる車。思わず「何だよ~、馬鹿じゃないの」とつぶやく私。こんな経験、皆さんもあるでしょう。酷くムッとしますよね。

でも、次の瞬間、意外なことが起きました。青い車が私の車を見つけて止まったんです。「お先にどうぞ」という雰囲気。はっきり言うと、通過してくれた方が私としては都合良い。その方が、右折するには明らかに早いからです。互いに顔見合わせてる間に、向こうの車線に車が来ちゃうかもしれません。少しばかりの笑顔を作り、心の中では「鈍くさ~」と、つい思ってしまういけないBun爺さん。なんだか、日常のあちこちで出合いそうな事象。少し急いでたりすれば、有り難さより不満が先立ちそうですよね。私が青い車の運転手だったら、止まりません。後続車もなかったので、走り抜けるのが、互いにとってBESTと判断します。しかし、冷静に考えると、別の面に気づかされます。青い車オーナーさんの「心の動き」です。車の流れの切れをじっと待つ私に気遣ってくれたんですよねえ。時間が止まったかのように、のほほんとした話だと思いませんか?いかにも平和っぽく感じます。スーパー出口の車とは対極にあるんです。

今、ウクライナ紛争が大きな問題となってます。それに象徴されるように、政治や経済面で、多くの先進諸国が争っています。軍事一つ取り上げても、最新兵器開発、軍備拡充に余念がありません。核の縮小などという理想だって、本音がどこにあるのかすらわからず、細菌化学兵器に手を染める国もあり得ます。覇権を争い、力が拮抗する中でのバランス、取り残される事は許されないのでしょう。理屈はわかります。でも、本当に大事なのは、何事にもおびえず、人々が安心して仲良く暮らせる世界。この歳になって随分青臭い思考、世界の指導者達は深刻で厳しい現実と向き合い、常にとんでもない緊張を強いられてるというのに……。私達だって、バスケを通して他チームや他生徒と競っています。しかし、それは健全な競い合い。国家の威信・国益などというものとは、全く異質です。「国の立場」そんな大事でさえ、地球46億年の活動・宇宙規模で考えたら、私にはどうでも良いことのように思えてしまうんです。くれぐれも、自分たちの手で自らの首を絞めるような事態だけは、避けねばなりません。

先ほどの交差点での話、時間を急ぎすぎ効率重視の生活に、小さな波紋を投げかけてくれます。あのオーナーさんのような心を持つ人が、きっと必要な時代です。私にはなれそうもありませんけど……。

ブンコーチ
ブンコーチ

競争のない世界に、進化・発展は難しい。でも、一歩間違うと競争が「狂争」になってしまう。国際社会だけじゃなく、スポーツの世界でも同じ。気分よく競い合いたいものだねえ。

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