バスケ配信  201cmの小さきC、伝説の記録と動画😎

練習生原稿52改訂「Rebドリルを深める」     Sugi Academy R2.10.2 R3.9.28改訂

原稿47にて、リバウンドのあり方に言及げんきゅうした。その後の練習会執筆当時で数回にわたり、ボディコンタクト(接触プレイ)のメニューをこなし、先週は、実際のOFF Reb の取り方をやろうと考えていた。OFFリバウンドをやるには、まず、DEFが頑張って場所を取らねばならない。DEFが突っ立っていれば、OFFは苦もなくインサイドに入り、ボールを奪えるからである。それではOFFの練習には到底とうていならない。 *詳細は、練習生原稿47を再読のこと(3.8.26ブログ https://saschool-blog.com/?p=1781)。いざ練習を始めると、DEFのスクリーンアウトが出来ない。想像を超える未熟さ。その日は、DEFリバウンド練習へ急遽きゅうきょ変更を余儀よぎなくされた。簡単に言うと、DEFを最後までやり抜くという気持ちの不足である。「DEFの最終部分にRebがある」と、当時かなり強めに注意した。 *原稿52掲載1年後、改訂版を書いてる今は、生徒達のDEF力も伸びてきている

リバウンドを制するチームがゲームを制する」という考え方が昔から存在した。100%とはいえないが、おおむね正論である。NBA記録では、チェンバレンの1試合55本が最高。まあ、永久に破られそうもない。現在のNBAでは、1試合の総リバウンド数は、100本ちょっとくらいという。1960年代ではそれより30本ほど多かったらしい。(それだけシュートが外れたということだろう) Reb数減少の原因は、「現代のシュート力の進化」「現代のDEFの弱体化」の2つに求められると私は思う。仮にもNBAである。昔だってシュートはすごく上手かったし、今だって、DEFが下手なんてことはない。あくまでNBA内で今昔こんじゃくを比べての話だ。練習生原稿74「ハードコンタクトを恐れず闘う」で登場したデニス・ロッドマン(3.7.21ブログ)。彼が言うように、80~90年代は本当にDEFが荒っぽかった。「殴り倒してでもボールをつかみ取る」そんな鬼気迫る雰囲気の時代であった。ロッドマンの身長は201cmサイズでいえばいいとこSF。NBAにおけるCのサイズは、213cmが一つの基準。アキーム・オラジュワン、デイビッド・ロビンソン、シャキール・オニール、ディケンベ・ムトンボなど、歴史に名を残す大型で強烈なリバウンダー達を押さえて7年連続リバウンド王となった彼の動画は、是非とも見てほしい。「何人なんびとにも負けないハートの強さ」を知ることになろう。まさに、「狂気のリバウンド王」である。まだ、DEFに課題を持つ生徒が多いので、必ずロッドマンを視聴すること。技術というより魂を学ぼう。 これが良さそう。https://youtu.be/AoZ-7A180-s 特に、4:26からのカール・マローンとの絡みは必見

リバウンド王を獲得した7年間、ロッドマンは2位の選手に最低でも3.5リバウンド以上の差をつけていたという。だが、そこまでの道は、決して平坦ではなかった。201cmしかないんだから。年間最優秀守備選手賞を受賞した1989-90シーズンの平均リバウンドは9.7で、トップ10外。それなのに、1991-92には平均18.7リバウンドを記録、最高34本とった。ただ、ロッドマンはOFFの得点にはあまり興味がなかった。OFFの上手い選手ではない。ブルズ時代、難解と言われたトライアングルOFFを誰よりも早く理解したと、ジョーダンが言う。自分で得点する意欲は低くとも、チームの得点に大いに貢献したのである。

ブンコーチ
ブンコーチ

Reb王としてだけでなく、その凄まじいDEFの気迫を学んでほしいね。コート内外で、問題発言や奇行があり、煙たがられてた彼だけど、その正直さにファンも多かった。ブルズのトライアングルOFFについて、私も以前、20パターンくらい解析した記憶がある。決して易しいものではない。それを最も早く覚えたというんだから、ロッドマンの頭の良さがうかがい知れるね。

個人スコアにも絡んだ超絶リバウンダーがいる。今回は、その紹介もしよう。

NBAで最も破壊的なOFFリバウンダー、モーゼス・マローン。208cmというサイズはCとしては小柄だ。ユタ・ジャズで、ストックトンの相棒として活躍したカール・マローンは、かなり有名だが、モーゼスを知る人は少ないかもしれない。OFFリバウンドがスタッツに認定されたのは1973-74シーズンからで、チェンバレン時代にはなかった。Reb王は文句なくチェンバレンだが、公式OFFリバウンド数となると、歴代1位(6731本)は、モーゼス・マローン。同2位のロバート・パリッシュ(4598本)に2000本以上もの差をつけてるという。 *パリッシュは216cmのC。あのバードらとともに、ボストンの連覇の核になった殿堂入り優秀選手だ。職人という雰囲気が結構好きだった。

OFFリバウンド1位を8シーズン、年間587本は、今も破られぬ史上最多記録。1試合でのNBA記録(21本)を保持。キャリア平均においても、OFF 5本以上を記録しているのは、マローンのみらしい。マローンのプレイは決して派手ではなかったと記憶している。でも、インサイドでマローンを止められる選手はいなかった。リバウンド王6回、シーズンMVPを3度受賞。生涯得点が3万点近い事を考えれば、そのOFF力の高さが理解できよう。1981-82シーズンは、OFFリバウンド平均6.9というスタッツを残した。同年に記録した平均31.1得点の半分以上セカンドチャンスからの得点だった。彼のOFFリバウンドについても、やがて Spot解説することになろう。 「OFFリバウンドのコツ」https://saschool-blog.com/?p=3010

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