デイリー配信　 塔の断崖＆江戸情緒を味わう

天然記念物「塔のへつり（断崖）」　 R3.1.14　LINE新着配信　

福島県南会津にある観光名所、塔の形が立ち並ぶ断崖。地質時代でいう新生代に海底が隆起し、100万年以上かけて浸食された結果、生まれた奇景（かなと思います）。十数年前、TVドラマの中で見たのが初。最近紀行番組に出たので、思い出し記事にしました。驚くべきは、その造形美。まるで東南アジアの仏教遺跡のような景観といったら言い過ぎでしょうか？ボロブドール・アユタヤ・アンコールワット、いずれもすごい（行ったことないですが）。でも人造美。「塔のへつり」は自然の造形なんです。こんな偶然性は、なかなかないでしょう。会津は、武家社会から近代国家へと移りゆく時代に、「戊辰ぼしん戦争」の大きな舞台となった街。江戸情緒を色濃く残す「大内宿」などもあり、大変興味深く、心の洗濯に訪ねてみたい場所です。海外の異文化・壮大な景観への興味は尽きませんが、国内の心落ち着く故郷のような場所を訪ねるのも、大変心地よいものです。

1970 年から放送されてる長寿番組「遠くへ行きたい」（現在も日テレ系で、日曜早朝放送中と思う）の主題歌に、「知ーらない街を歩いてみたーい、どーこか遠くへ行きーたい」とあります。その心情はとてもよく理解できますね。春以降、全国が元気を取り戻すことを願っています。