ブン爺の目、Wカップ R4.11.28新着配信
グループステージが、半分くらい終えたでしょうか。本番はまだまだこれからですが、あえてこのタイミングで、ブン爺の思うところを書いてみました。日を追うごとにいろんな論調の記事が出ます。いっぱい見たら、サッカー素人の私は惑わされてしまう。だからこそ、この時です。的外れな面があるかもしれないが、そこは多少目をつぶって読んでほしいですね。
まずはドイツ戦。下馬評はドイツ圧倒的優位、あまりにも知名度の高い優れた実績の選手を揃えてるんだから、当然でしょう。市場価値だって、日本最高の鎌田が40億くらい、ドイツには100億超えが確か3人、50億くらいはゴロゴロしてます。普通に考えれば、勝てないとなります。でも、ラインで配信したように「勝負事に絶対はない」んです。S.A.チームがNBAと対戦し勝てる確率は、0.00…1%。それで勝ったら、まさに奇跡。でも、ドイツと日本の間の溝はそこまで深くないでしょう。確率は20~30%位あったのかもしれません。だから、私はあの勝利を奇跡とは思いません。どれほど実戦的ドリルをし、どれほどの強い意志を持ち、どれほど正確に実行したか、その部分で勝ることができれば、「埋め得る溝の深さ」だったのでしょう。ドイツにしても決して油断はなかったとは思いますが、ちょっとした運が味方したり突き放したりはあります。前半ドイツの怒濤の攻めを辛うじて1点で押さえた粘り、プラン変更を契機に躍動した後半、ジャパニーズデイだったんです。それでも、勝ち負けが決まるには理由があります。堂安や浅野のインタビューコメントにそれを見ることができました。同点弾を放った堂安は、「俺が点を取る、俺しかない」と思って、プレイしてたそうです。また、逆転ゴールの浅野は、「強豪ドイツでも関係ない、自分がすべきことをやるだけ」という内容のコメントをしました。この日まで並々ならぬ努力や経験を重ねてきたのでしょう。だからこそ発することのできる言葉です。何としてでも相手を打ち破る、その思いが現実化したわけですよ。プレイは1人でやるものじゃない。守りボールを奪い、パスをつなげアシストする。そして得点が生まれる。全員で形作られるものです。それでも、最後の仕上げに示した大舞台に屈しない強固なメンタリティ、これはバスケの皆さんも是非見習いたいですねえ。
そして昨晩1-0で敗れたコスタリカ戦。見始めが遅れ、前半残り三分の一くらいから。しかもですよ、途中で不覚にも寝落ち。こんないい加減な見方で語るのも少し気は引けますが、ほとんど目を離さなかったドイツ戦に比べ、この居眠りはなぜおきたのでしょうか?ズバリ言うと、つまんなかったんです。ゲームが消極的というか、得点もぎ取ってたたきのめすみたいな熱量を感じられない。DEFのクリアミスが敗因みたいな記事、得点チャンスの少ないサッカーでは、ことさら1回のミスが致命的になりやすい。でも、どんな名手でも10~20回に1度くらいミスするでしょ。だから、そこをほじくるより他に目を向けたいのです。
先日とんでもない名将かもと持ち上げられた森保監督。今回は、メンバーの大幅入れ替えを指摘され、戦術がないともこき下ろされてます。代表の監督なんてやるもんじゃないですねえ、好き放題言われる。よほどギャラもらわないと合わない。選手起用も監督采配、外野が口挟むのもどうかと思うんですがね。私自身も、全くの個人的意見を……。普段サッカーあまり見ないので、ドイツ戦で初めてプレイを見た選手結構多いです。その中で気になった選手が1人。堂安・浅野は知ってました。彼らの勇気は前述どおり素晴らしいものだったのですが、それは、スクール生にメッセージを伝えたいがため、クローズアップしたのです。
私が本当に気になったのは、三苫選手。噂は多少聞いてましたけど見るは初めて。アタッキングエリアでDEFに動ずることなく何かを冷静に分析してる佇まい。即断実行から切れのよいドリブルと的確なパス、私の目にはそう映りました。バスケのスーパープレイともダブり、一気ににわかファンです。軽~い。コスタリカ戦、なぜ彼は、出番あんなに遅かったんですかねえ?一部で言われる先発メンバー、OFFのちぐはぐ。これとても、パスの名手柴崎がいます。過去何回か彼のプレイ見て、縦パスのうまさを感じました。パス1本で戦局を打開できる選手。昨日は書き落としちゃいましたが、久保もいますね。アイデア豊かなプレイが持ち味、ドイツ戦の不調・途中交代にかなりフラストレーション抱えてたんじゃないでしょうか?こういうときの若い選手は、結構期待できるものだと私は思いますけど……。
既述した「熱量の低さ」、原因は何だったのでしょう?いくつかの重複要因かとも思いますが、バスケ指導者として見た場合に最も伝えたいのは、臨戦の心構えです。ドイツに勝ち、GS突破確率がぐっと高まった。それで油断したわけじゃないでしょう。でもですね。ドイツ戦前の何としても勝つというストロングハートが、全員にあったんでしょうか?「最悪でも引き分けて勝ち点1」そんな共通認識は全員持ってたようです。まあ、当たり前のこと、不思議じゃない。だから、あまりに無謀な攻めは御法度(やってはいけないこと)。ですが、守りを支配すると考えちゃったとしたら、「堅実で賢い」といえますかね?だって、コスタリカはすでに1敗、勝ちが絶対条件です。しかもそれは1点差でもいい。ならば、ファイブバックでガチガチ守り、ワンチャンス勝負を狙うでしょ普通。だから当然、日本が攻めあぐねる確率は高くなる。それでも完全にDEFが機能すれば引き分けられるでしょうが、周知のようにミスは起きるものなんです。コスタリカの心情を深く理解していましたかねえ?そして自分たちがチャレンジャーであることを忘れかけてたのかも……。
全部私の勝手な感想です。それでもこんな機会だからこそ、「彼を知り、自分を知る」という孫子の兵法の意義を見直してほしく、急遽投稿した次第です。「中学日韓戦、孫子の兵法」ついに、400ビュー突破。これってとても好ましいことです。1語1語を噛みしめてみてください。
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