デイリー配信  12月4回、続発地震と地球の胎動

ブンコーチ
ブンコーチ

私が今、最も気にかけてる心配事は何でしょう。質素ながら何とか生活できてます。健康面に不安なしとは言えないけど、取りあえず大病はありません。じゃあ、コロナ?違います。答えは地震。南海トラフ巨大地震です。いつ来てもおかしくないと言われ続けて数十年、みんな感覚が麻痺してきています。別に私だって例外じゃない、100年ほどの寿命しかない人間にとって、数十年はやはり長いものです。「南海トラフ」とは、東海地方から四国西部まで約700㎞にわたり続いてる水深4000mの海溝の名称。そこではフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に深く沈み込み、ここを震源とする大地震が過去10回ほど記録されているようですね。12/3に富士五湖と和歌山の地震情報が入りました。9日には鹿児島、12日は茨城です。専門家によれば、東海地震とは無縁なのだと……。その発言を信じたいんですが、そうも行きません。震度5弱が同日発生ですよ。「南海トラフ」沿いの太平洋側では、今年に入り震度4以上の地震が40回くらい起きてるといいます。これは2年前の同時期と比べて倍ほどの数値。南海トラフ巨大地震へのカウントダウンが始まったのかもしれません。「不安ですよねえ~」でも、だからといって、私達に何が出来るでしょう。やれるのは、最低限の備えやルール作り、パニックにならないことくらいです。人は100年、地球という生命体は数十億年なんです。地球は植物でも動物でもありません。しかし確かに生きてます。地球の神秘を改めて感じてほしかったので、今日のメイン記事に「アフリカ大地溝帯」を取り上げてみました。観光地としても興味深い場所、楽しみながら読んでください。そして、地球の変化に関心を持ち、「受け入れるべき事、あがらう事」を考え直す機会としてください。

母K
母K

続発地震のせいで、ネットが沸騰してるらしいわ。それで急遽、コーチが参考になりそうなことをアップしたかったんですって。元はこの記事のアップ予定、新年だったよう。知ってれば助かることあるわよね。それに、いざという時、人としての理性を失わず冷静に行動できるのかも。出来ることを努力するだけね。

群発する地震により、エネルギーが少しずつ減るなんて事はないんですかねえ?専門家はどう言うかわからないけど、せめて、巨大地震を回避したいよなあ。地震の基礎知識 https://saschool-blog.com/?p=898

驚愕!アフリカ大地溝帯   R3.12.12 LINE新着配信

以前より興味はありました。ちょっとTVで見かけたので、思い切って取り上げてみることにしました。(この記事自体は数ヶ月前に書き上げたもの)大地溝帯とは、アフリカ東部(エチオピア・ケニア・タンザニアなど)を南北に縦断する巨大な谷で、プレート2.14ブログで解説境界の一つ。幅35~100 km、総延長は7,000kmにのぼります。言うなれば、地表に出来た大地の裂け目。深いところでは、数百mにも達するそうです。

なぜこんなに巨大な裂け目が出来たのでしょう? 地殻ちかく(地表面から数km~60kmくらいまで)の下部分にマントルと呼ばれる層があります。地球の中心に向け、地下2900km程までです。その多くは剛性が高い固体と言われますが、一部は多少流動性があるんじゃないかと考えられてるのです。目で確認したわけじゃないでしょう。だから事実は不明ですが、このマントルの一部が熱対流を起こし、地表付近まで上昇したのだと。マントル上昇流は、ホット・プルームとも呼ばれ、大陸分裂の主要因と考えられています。大地溝帯周囲の地殻を押し上げ、さらに地殻に当ったマントル上昇流が東西に流れることで、アフリカ大陸東部を東西に分離する力につながっているという説です。だから、大地溝帯では、中央部に巨大な谷、周囲に高い山や火山を見られるんですね。アフリカ最高峰のキリマンジャロ、ケニア山もあります。 発展記事 https://saschool-blog.com/?p=2332

ここで面白い余談です。この大地溝帯では、人類の古い祖先と思われる人骨がたくさん見つかってます。まあ、猿人ですね。400~200万年ほど前に生存したとされるのが、最も古い祖先と考えられていたアウストラロピテクス。4~5年ほど前でしょうか?あるクイズ番組にその問題が出ました。解答者は、国内最難関と言われる東大や京大出身者達。有名私立大卒も何人かいました。答えられない人も数人、歴史をかじってないとそう一般的な問題ではないでしょう。しかし、解答者はそれなりに学力保有しており、何人かは「アウストラロピテクス」と解答。見事に正解………ではなかったのです。彼らが学生時代学んだ知識では正解なのですが、21世紀に入ってすぐ、700~600万年前の猿人が発見されてるんです。アフリカ中央部のチャド共和国で見つかったこの猿人は、サヘラントロプス・チャデンシスといいます。多分ほとんどの方が、初耳でしょう。私は人類の進化を勉強してたときだったので、偶然知っていました。この新発見により、「猿から二足歩行の猿人へのサバンナ進化説」そのものまでが否定されつつあります。古い歴史事象など、どこでどのようにひっくり返るかわかりませんよねえ。

大地溝帯は、様々な面白い自然でいっぱいです。タンザニアにあるナトロン湖。水面が白かったり紅かったりします。湖底から湧き出す炭酸ナトリウムが白くなる原因らしいです。そして、赤い色素を持つバクテリアのような微生物の大量発生で、湖が紅色に変化します。フラミンゴがピンクなのは、こいつを食べるからだそうです。湖南方にあるレンガイ山。ホットプルームで持ち上げられたマグマの成分が分離し、黒い溶岩を吹き出します。溶岩って、普通ですよね。冷えて固まると黒くなるのですが、ここではどうも、黒い溶岩を吹き出し冷えると白っぽくなるらしいです。余り細かな部分まではわかりかねますが、世界中でレンガイ山でしか見られない光景だといいます。

数百万年後には大地溝帯でアフリカ大陸が分裂すると予想されています。不思議な生物、現象、大自然の神秘に満ちてますねえ。今日本で続発する地震も、地球の胎動だと考えれば、大地溝帯の分裂と共通する現象と思えます。

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