エリート達の不満、私の中の未来 R3.7.6 LINE新着配信
米ニューヨーク市に「世界金融の中心 ウォール街」があります。銀行や証券会社がひしめき、就職すれば、将来の金持ちを約束されるエリートともいう人達が集結しているのです。しかし、最近変化が出始めてるようです。何せ大金を取り扱う仕事ばかり。長い労働時間・キリキリするようなストレス・あってなきがごとしのスケジュール、あまりの不健康さに不満を持つ若い世代が増えているといいます。それでも、現場にいて「金融商品のやりとり」などを実感しながら、仕事の熱狂部分に触れられればまだいいのですが、昨今のコロナ禍による在宅勤務増加が、大きな影響をもたらしました。上司や先輩との生の会話にメールと電話が取って代わり、頭を突き合わせて会議する場もビデオに奪われたのです。同僚と飲みに行くなんて楽しみも消え去りました。
業界自体は活況を呈していますが、退屈ともいえる生活に、そこから抜け出したいと考える若者は多いようです。「若い世代の減少が加速し、人材を繋ぎ止めることが困難」そんな傾向が目立ってきた事実を否定できません。
ここからは、私の個人的意見です。事実なのか不明。でも、一緒に考えてほしいです。ITやロボットの発展に伴い、これから先、職種に大きな変化が出ると言われています。消えてなくなる仕事が増えるだろうと‥‥。おそらく事実でしょう。「コンピュータが管理しロボットが遂行できる」そのような仕事は、人が不要となります。人件費の削減・仕事の効率化というわけです。具体例を挙げれば、コンビニの店員・タクシードライバー・税理士・幾多の事務職など。では、音楽はどうでしょう?作曲については、ヒットした曲・昔からの名曲のリズムやメロディーをデータ化して入力すれば、幾通りもの組合せで曲を作れるかもしれません。しかし、作詞はというと、?マークが付きます。一語一語の持つ意味の僅かな違い、語の組合せから生じる人情の機微、そんな細かな部分がデータ化できるのでしょうか?介護の仕事も考えてみましょう。ベッドからの移動・入浴の補助など力仕事はたくさんあり、現場の方々の大きな負担です。そこへロボットが入れば、随分力仕事の助けになると思います。間違いなく戦力です。でも、介護対象者との会話はどうですかね?「おはようございます」「よく眠れましたか」「食事をお持ちしました」など、決まり切った会話は可能ですが、その刹那に起きた行動の一つ一つに適切な言葉を選んで声かけできるでしょうか?
人は過去よりずっと、不可能を可能にしてきました。ならば、上記のようなこともいつかは解決するかもしれません。でも、それには、まだまだ膨大な時間が必要かなと……。そして、今回皆さんに伝えたかった最も重大なこと、それが「豊かな情感」です。上述の例に限らず、これからのIT未来における人の役割は、タイムリーに、その時必要とされるふさわしい言葉を選べることなのだと思うのです。相手の気持ちを捉えて適切な言葉を発し、その場に合う行動を決定できる。もし、それが出来ないなら、その人は「人としての役割」を果たせず、ロボット同様といわざるえません。むろん、コンピュータやロボットの管理・統制に携わる人材だって必要です。それらを作り進化させる人も。彼らはどっちかといえば、管理職側、現場で働く人達と一線を画す存在。社員側の多くの人達が、進んだコンピュータ環境の中、ロボット達と共同作業する時代はきっと遠くないですね。その時に備えねばならないですよ、「人としての能力を発揮する」ために。超スマート社会 https://saschool-blog.com/?p=3075
「労働政策研究・研修機構」の調査によると、日本にある職種の数はなんと 約1万7000種類以上。ほんの僅かしか知らない私が職を語るのは、些か無茶かもしれません。承知の上、持論を展開しました。その点は悪しからず。また、ブログの中で、いろんなジャンルの記事を通じ、少しでも皆さんの「情感に触れられれば」と私なりに願っています。
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