今日は、しばらくぶりに配信済み記事(1年前)のアップだわ。最近、7.31に「夏空のペルセウス」という記事がアップされたけど、今回の記事はそれとも関係あります。36年前まで時計を戻して読んでくださいね。
運命的な悲劇 R2.8.13 LINE配信済み
昨夜 2020.8.12、伊豆黄金崎で見事な天の川と、ペルセウス座流星群が見られたそうです。興味ある方は、「黄金崎 天の川」でGoogle検索を。今から35年前、1985年8月12日夕刻、日航ジャンボ123便が群馬県山中で墜落、尾根にぶつかって大破。520名が死亡しました。原因は、機体の金属疲労亀裂とされます。修理不良とか設計ミスとかとも……。先日、紹介した清里高原からもそう遠くない場所です。機体・人体ともに原形を留めず、惨憺たる状態。当時、社会的大問題となりました。この中に「上を向いて歩こう」というヒット曲で有名な歌手、坂本九さんがいました。彼は「見上げてごらん、夜の星を」とも歌っています。昨晩の流星群、何か不思議な因縁のようなものを感じます。
現在も毎年、追悼式典が行われています。坂本九さんは、米国で最も権威あるヒットチャート「ビルボード誌」で3週連続1位という記録を持つただ一人の日本人。それが「上を向いて歩こう」です。なぜか、SUKIYAKIという題名でした……。後に英語版が出ましたが、ヒットした時は日本語。ということは、アメリカ人の多くが、そのメロディーやリズムに共感したのですね。誰でも口ずさめそうな「シンプルな曲」で、どこか温もりを感じます。難を逃れた1人が……あの明石家さんまさんです。TV収録が早めに終わったので、1便繰り上げたといいます。何事にも科学的分析の好きな私ですが、このような事態に合うたび、「運命というものの存在」を認めたくなります。
しかし、事故を運命の一言で片付けることは出来ません。明らかに人為的ミスでしょう。こうした事故は航空機に限らないです。原爆事故などは最大の悲劇かもしれません。そして、原因すら不明瞭な未知の恐怖にさらされることが、今後ないとは誰も断定できないですよね。なんにせよ、事故の事実を記憶から失うことだけは避けたいもの。未来への対応こそが、唯一の学びであり救いなのだと思います。
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